別ブログもそうですが、令和になってもまだまだ平成の記事が続きます^^;
しかも昨年の街歩き画像もまだまだあるし。。。
今回の建造物は今年3月半ば、新大塚の人気カフェに向かったものの行列に辟易して諦めた帰り。
裏道を通って駅に戻る途中で出会いました。
フランス文学研究者の、鈴木信太郎記念館。
こちらの木造家屋は埼玉県の本家から移築した座敷棟ということです。
こちらのRC造の建物は書斎棟。
鈴木信太郎はフランス文学研究の権威、そして草分け的人物で、
後に東京大学文学部教授として仏文科を盛り上げ後進を育成したということです。
邸宅は豊島区が寄贈を受け、調査・保存改修工事を経て鈴木信太郎記念館として2018年3月より一般公開されているそうです。
建築年代がそれぞれ違う”座敷棟”、“茶の間・ホール棟”、“書斎棟”の3棟から構成され、時代と建物の変遷がわかる貴重な建造物として、豊島区の有形文化財に指定されています。
書斎棟は昭和3年に建てられ、戦災で焼け残ったRC造の建物です。
その横の木造の茶の間・ホール棟は昭和21年に15坪の建築制限のある中で建てられました。
そして昭和23年に現在の埼玉県春日部市にあった信太郎の母方の実家の主屋の一部(明治20年代築)が移築され、
その後も増改築を経て現在の姿(座敷棟)となりました。※情報サイトより抜粋
見学は、茶の間・ホール棟の入口から。
書斎棟です。
壁一面に作り付けの書棚!フランス文学の博物館といったところ。
好きな方にはたまらないと思います。
※館内は撮影OKですが、資料の接写はNG。
うまく撮れなかったのですが、書斎棟のこれらのステンドグラスは、ご本人がデザインしたそうです。
座敷棟です(茶の間・ホール棟はたまたま人がいて撮れませんでした)。
右手、書院の造りも素敵。
お庭には大きな木も。
明治期の座敷棟、戦前に建てられた書斎棟、戦後建てられた茶の間棟と年代の違う建物が一度に同じ場所で見られる、
しかも無料で中を見学できる貴重な建造物です。
この日は当初の目的のカフェに入れなかったけど、
それ以上の収穫があった日でした!
※鈴木信太郎(1895~1970)
東京大学教授、同文学部長、中央大学文学部教授、東洋大学教授、日本フランス語フランス文学会会長などを歴任。
同じく仏文学者として知られる辰野隆(辰野金吾の息子)らと共に日本におけるフランス文学の研究に大きく貢献した人物である。
大正14年には約1年間パリへ私費留学、買い求めた大量のフランス文学の本が船便で輸送中に船火事のため全て焼失するという事件があり、
これが当時の個人邸としては珍しい、鉄筋コンクリート造、防火設備完備の書斎棟を
建てるキッカケとなった。
(Wikipedia、個人サイトより抜粋)
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