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今回は、虚偽の事故報告による対物事故を支払い排除するに至った案件として紹介してみます。
本案件の経緯としては、対物相手車両の現車立会として調査を進める中、以下の疑問を生じたことがあります。
①掲載写真の通り相手車は既に粗修正鈑金修 正が なされた状態であったが、左クォータパネルの高さ約60cmの部位にオレンジ色の付着色が、トランク上面の高さ90cmの部位に青い付着色が観察された。トランク部の . . . 本文を読む
最近のネットニュースで、11年前の1997年8月31日に亡くなった英国ダイアナ妃が死亡時に乗っていた事故車が売却される可能性があるとの記事を見ました。既に11年も以前の事故だと云うのに、未だ事故車が保管なされていることに驚くと共に、そんな事故車の価値を巡る欲望が表れている様にも感じられることは、世界中で共通のことなのだと思った次第です。
さて、このニュースを見て改めてYouTubeで映像を検索 . . . 本文を読む
モラルリスク事案との闘いについて、第6回目を記してみます。
今回は、電話対応からモラルリスク事案を特定し、排除するに至った案件として紹介してみます。
調査の初動においては、事故車の入庫日の連絡や事故状況の聴取等々、種々の打合せが行われる訳ですが、その中の何気ない言葉のやり取りから疑念を生じ、それがモラルリスク事案発見の端緒となる場合は往々にしてあります。また、モラルリスク事案の中でも、対 . . . 本文を読む
モラルリスク事案との闘いについて、第5回目を記してみます。
今から20数年前、私がアジャスターとしての活動を始めて、数ヶ月過ぎた頃のことだったと思います。報告された事故状況は、右カーブで運転操作ミスでガードレールに衝突した単独自損事故による車両保険としての扱いの事故です。
そして、工場に事故現車を立会した訳ですが、現車は車種は違いますが掲載写真の様な損傷を生じていたのです。これには当時経 . . . 本文を読む
モラルリスク事案との闘いについて、第4回目を記してみます。
保険金詐欺を前提としたモラルリスク事案には、アンダーグラウンド組織たる暴力団組織の関わりの機会は、現在では昔よりも相当に少なくなって来ましたが、現在でも潜在的な案件はそれなりにあるものと感じています。今回は、この暴力団組織との関わりの思い出として記してみます。
暴力団組織については、いわゆる暴対法(H3年)が制定されてから、確か . . . 本文を読む