クロスハッチとは、シリンダー内面に左右斜めにクロスして磨かれた状態を指す。
シリンダーの製造工程もしくはチューニンング作業におけるボーリングという行程では、真出し後、ボーリングマシンという内歯式旋盤というべき機械により内面を回転バイトで切削する。その後、ホーニングという行程で、砥石をシリンダー内面に押しつけつつ、一定角の回転と上下動させて、先のバイトでの切削痕の目消しをして仕上げるのだ。この際 . . . 本文を読む
昨年同時期ごろ記した文章だが、相も変わらずやってる意味ない制度として記しておく。なお、東京モーターショーも、史上最低の入場者を記録したとのことだが、世の価値観の変化を実感せざるを得ないことではある。
毎年、カーオブザイヤー(COTY)なるマスターベーション選考が勝手に行われ、発表されている。かなり昔から、この意味無い行為が行こなわれている様だが、果たしてこの選考結果を重視して、新たなクルマ . . . 本文を読む
最近は日本語FEP(フロントエンドプロセッサ=PCの前処理=日本語入力システム)なんて言葉も聞かなくなった。ところで、日本語は英数カナの1バイトコードでなく2バイトコードで各文字が決められ、漢字など文字種も圧倒的に多いから、何らかの日本語入力システムは必須の機能だ。WindowsPCだとMS-IMEとかいうのが標準で搭載されているのだが、熟語の変換が最悪で、イラつきつつ非効率な入力作業を強いられ . . . 本文を読む
この「答えは必ずある」の著者は人見三夫氏であるが、マツダの現執行役員であり同車のSKYACTIVエンジンのプロジェクトリーダーである。この方を知る切っ掛けとなったのは、通例の図書館通いから、NHKドキュメント「プロフェッショナル仕事の流儀」シリーズのDVDを発見し借り出し見たことにある。
DVDで見る人見三夫氏は、失礼ながらはっきりいってデブだし、クルマに対し強い思い入れを感じるなんてことは . . . 本文を読む
小説も含め本はよく読む方だと自覚する。そんな自分にとって、出版不況と云われる現象は、大げさだが我が国の将来を危うくするのかもしれないと感じるところもある。インターネットを中心に情報過多の時代だが、報じずべきを恣意的に忌避するNHKや、偏向記事満載の朝日新聞や他新聞、TVのワイドショーにおける信用おけぬタレント評論家共やYoutube等の動画サイトでのクズタレントの論評などなど、こんなの見て世の方 . . . 本文を読む
相当な旧車でない限り、エンジン冷却用ラジエータにはサブタンクが付帯して装備されている。何れにせよ現代車ではラジエータキャップの加圧弁により冷却水温の上昇と共に加圧力も上昇して水の沸騰温100℃を上回ることが可能となっている。
そこで、国産車の多くに使用される開放型ではラジエータキャップの開弁圧に達した冷却水はオーバーフローしてサブタンクに溜められる。そしてエンジン停止後に冷えると、冷却水が熱 . . . 本文を読む
報道の中には、今回の完成検査問題を不合理な古い法律をアップデートして来なかった日本の体質に問題があるのであって、完成検査を行うことに意味はないとすら思える論評がある。確かに製造プラントでは各工程において、機械的もしくは目視的な検査が行われている訳であって、そこで問題が発覚すれば、直ちに手直しもしくは該当車をラインから外し、特別の補修行程に移行することなどが日常的に行われているのは確かだろう。
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今日(11/4)の報道で、トヨタなどすべてのカーメーカーで改正労働法への対応を見据え、無期限雇用を回避する契約に切り替えたと報じられた。彼ら(メーカー)にすれば、生産量縮小というリスクに備える対応だということだろうが、大野耐一が確立したというジャストインタイムという非人道的な元受け企業最優先の思想に全日本メーカーが毒されていることが感じられるものだ。彼らに云わせりゃ、そこまでしなければ世界競争に . . . 本文を読む
数日前の報道で、いわゆるデコトラトラックの違法車検で保安基準適合証を発行したとして、該当の整備工場経営者以下数名を逮捕したと知る。青森県の話である。昨今は、ここまで派手なデコトラは、往時に比べ少なくなっているが、今でも存在するのだ。
今回の事案は、現車を整備会社に入庫もせず、いわゆる書類車検として、担当する自動車検査員は保安基準適合証を作成し、車検場に継続検査の申請を行ったのだろう。検査員は . . . 本文を読む
以前にも記した内容だが、一部内容を変更および追記して採録する。
定期点検は道路運送車両法(以下法と記す)で、クルマの車種毎、定められた間隔で行わなければならないことになっている。一般の乗用車だと昔は6ヶ月と12ヶ月があったが現在は12ヶ月点検のみで、その翌年が24ヶ月点検(車検)ということになる。これら点検は、法の定めによれば「使用者」が行わなければならないとなっている。つまり、クルマを運転し . . . 本文を読む
先月下旬の台風21号により三重県で生じた事故車の写真をNetから拾った。写真からは、たぶん河川敷法面上の道を走行中、折からの豪雨で視界も悪く、路肩にはガードレールもなく、雨で路肩地盤も緩んでいたのだろう。路外逸脱し、かろうじて法面の立ち木に引っ掛かり走行不能に陥った。報道によれば、その直後運転者から119番通報がなされ(つまり事故直後は生存していた)、救助隊員が駆け付けたが、河川は3m程度増水し . . . 本文を読む
ビジネス文庫「法令順守が日本を滅ぼす」以来の読者であるが、作者の郷原伸郎氏は弁護士であるが、いわゆるヤメ検であり元検事を経験している。しかし、よくあることだが、やたら威張り散らすヤメ検弁護士とは異なり、論理に満ちた思考を感じる人物というのが私の思いだ。
さて、そんな郷原氏のWebサイトで、「日産、神戸製鋼、相次ぐ不祥事が示す「カビ型」行為の恐ろしさ
投稿日: 2017年10月10日」というの . . . 本文を読む
度々記しているが、モータージャナリストなる者の記す文章には、何時も疑問を感じ続けている。従って基本的に読まない様にしているのだが、今回はクルマに関するメカの話であるので、サラツと読んだが、やはり疑問続出なのであった。以下に原文と、疑問点を記してみよう。
以下原文
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