昨日1月31日、北海道拓殖銀行 「拓銀」 の名前が名実ともに消えた。
臨時株主総会が開催され、精算終了報告が行われた。
かつては、北海道民の大多数の人が拓銀の口座を持ち、道民の銀行であった。
明治33(1900)年2月16日に国策銀行として設立。
戦後に普通銀行に転換。都市銀行の仲間入りを果たすも、バブル期に不動産等を担保とする強引な融資により、経営が悪化し、平成9(1997)年11月に経営破綻、翌年の平成10(1998)年11月10日に営業を終えた。
かつての拓銀本店 (現・北洋銀行大通支店)
道内の営業は、北洋銀行へ。道外の営業は中央信託銀行(現・中央三井信託銀行)へ譲渡された。
拓銀といえば、クマの「たくちゃん」。ソフビの貯金箱を小さい頃に祖母にもらった記憶があります。たくちゃんに代わり、イメージキャラクターになったのは・・・「みんなのたあ坊」 でした。 通帳やキャッシュカードにも描かれていました。
高校1年の頃、自分の口座は郵便貯金口座しかなかった私は、
「ひとつ口座があればいいでしょ!」
とブツブツ言う母親を連れて近くの拓銀の支店に行って、口座を開設しに行きました。
その理由は・・・今だから白状します。
たあ坊のキャッシュカードがほしかったのです。