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民放ラジオ第一声の地

2007-11-18 20:16:10 | 札幌・歴史探訪

  
   現在は、ジャスコ札幌元町店(札幌市東区北31条東15丁目1-1)
 建っているこの場所、以前はゴルフ練習場でした。

    ゴルフ練習場の前は・・・HBCラジオの送信所でした(1971年まで)。  
      ※ HBCとは、北海道放送株式会社というテレビ・ラジオの放送局です。

     ジャスコの看板の真下に記念碑があります。
           

      「北海道 民放第一声の地」
     

   この場所にラジオの送信所が出来たのは、昭和26(1951)年の年末。
とど松の丸太を12本を繋いだ全長80mの木柱アンテナは前例のないものでした。

      翌年の昭和27(1952)年の1月19日 午前7時
 送信所応接室を改造した仮設スタジオから、北海道の民放放送局の第一声が
 河内寿美子アナウンサーから発せられました。

  「JOHR、JOHR、こちらは北海道放送でございます。
   ただいま周波数1230キロ・サイクルで試験電波を発射しております」  
 

       ※ 現在のHBCラジオ 札幌の周波数は、1287KHzです。

          ラジオの本放送開始は、3月10日。
 当時の放送スタジオは、現在の「大丸藤井セントラル」(中央区南1条西3丁目)
 の場所にあったとか。 

    HBCはラジオ局として、全国で7番目に開局した放送局だそうです。



    ジャスコの店内にも、記念のオブジェがあります。
     (ラジオ型テレビっていうのも微妙ですが・・・。)
          

   送信所が出来た54年前のこの場所は、札幌村元町と呼ばれていました。
        (札幌村は昭和30年、札幌市に合併しました)

     

    当時は送信所以外に、建物など存在したかったこの場所も
  周りは住宅地となり当時の面影を残すものはありません。

コメント
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