3月15日 まだまだ・・・鎌倉観光編
銭洗弁財天から約30分程をかけて、鎌倉駅まで戻り西口から東口へ・・・。
駅からすぐ、若宮大路に面しているお寺
「大巧寺」 (だいぎょうじ) (日蓮宗)
鎌倉市小町1-9-28
もともとは、「大行寺」という名前で、金沢街道沿いの十二所(じゅうにそ)に
あったそうですが、源頼朝が合戦の前にここで軍議をここで開いて大勝したこと
から、「大巧寺」と改められたそうです。現在の場所には元応2(1320)年に移った
そうです。
安産祈願のお寺として有名だそうです。
五代目の住職日棟上人が、難産で無くなった産婦の霊を鎮めたことから
「おんめさま」と呼ばれているそうです。
庭の木々・花々が丁寧に手入れされていています。
拝観料を納めなくても見学できるお寺は、庭の手入れが本当に大変だと思う
のですが・・・。
椿が咲いていました
寒桜
大巧寺からすぐのところにあるのが
「本覚寺」 (ほんがくじ) (日蓮宗)
鎌倉市小町1-12-12
佐渡に流罪になっていた日蓮が、赦免されて鎌倉に戻ってきて、甲斐の身延山に移るまで、この地にあった夷堂(えびすどう)に滞在したと言われています。
日蓮ゆかりのこの地に、永享8(1436)年、日出(にっしゅつ)が創建したのが
このお寺です。日出の弟子の日朝(にっちょう)が、日蓮の遺骨を身延山から分骨
し納めた為、「東身延」とも呼ばれているそうです。
本覚寺と滑川に架かる夷橋を隔てて向かい側に参道が延びています。
「妙本寺」 (みょうほんじ) (日蓮宗)
鎌倉市大町1-15-1
もともとこの辺りは、鎌倉時代の御家人「比企能員」(ひきよしかず)一族の
屋敷があった場所でした。
比企氏は、建仁3(1203)年、対立していた北条氏によって滅ぼされてしまいます。
生き残った能員の末子の「比企能本」(よしもと)が、一族の菩提を弔うために
日蓮に帰依し、文応元(1260)年に屋敷の跡に建てたのがこのお寺です。
緑豊かなお寺です。
日蓮像 穏かな表情です
妙本寺から歩いて3~4分、比企谷幼稚園横の住宅街の道を進むと
「常栄寺」 (じょうえいじ) (日蓮宗) 「ぼたもち寺」とも呼ばれています
鎌倉市大町1-12-11
文永8(1271)年、幕府や他宗派を批判したとして、幕府に捕らえられ片瀬の
龍ノ口刑場に引き立てられる日蓮に、この地に住んだ桟敷(さじき)の尼・妙常日栄
が、仏の加護を願いごまのぼた餅を差し上げたことに由来します。
この後、日蓮は刑場に連れて行かれ、処刑されかかったのですが、刀が段々
に折れるという奇跡が起こり死罪を免れ、佐渡に流罪となりました。
小さなお寺ですが、由緒あるお寺です。
同じ道沿いにあるのが
「八雲神社」 (やぐもじんじゃ)
鎌倉市大町1-11-22
疫病が流行した時に、源義光が京都の祇園神社から祭神を勧請したのが
由緒です。鎌倉で一番古い厄除開運の神社だそうです。
常栄寺・八雲神社が並ぶ小道が大きい道にぶつかります。
辻子方面に歩いていくと、対向車線側にお寺がありました。
「上行寺」 (じょうぎょうじ) (日蓮宗)
鎌倉市大町2-8-17
「身がわり鬼子母神」「薬師瘡守稲荷」「癌除」「水子供養の寺」と看板が出て
いて、ちょっとあやしいお寺?と思ったのですが、日蓮上人の孫弟子の日範上人
が開院したお寺です。
すべての病に御利益があるという瘡守稲荷(かさもりいなり)と身代り鬼子母神
が祀られています。
そして、そのほぼ向かい側にあるお寺が
「安養院」 (あんよういん) (浄土宗)
鎌倉市大町3-1-22 拝観料100円
北条政子が夫の源頼朝の菩提を弔う為に、長楽寺というお寺を建立したのですが
焼失してしまった為、この場所に移し寺の名も政子の法名の「安養院」と改めたのが
このお寺の由来です。
また、このお寺には阿弥陀如来と田代観音が祀られており、田代観音を祈ったことで、頼朝と政子は結ばれたと言われています。
安養院から歩いて5~6分ほどの所にあるのが・・・
「安国論寺」 (あんこくろんじ) (日蓮宗)
鎌倉市大町4-4-18 拝観料 100円
このお寺は、日蓮聖人が32歳からおおよそ20年間の間、鎌倉での宣教活動の
中心として建てた庵が前身です。
文応元年(1260)に「立正安国論」を書かれた場所でもあります。
境内はかなりの広さです。
境内の富士見台と呼ばれる高台からの眺め。
境内霊場案内と言うのを、御札所でもらったのですが、この通りに回ると・・・。
ちょっとしたハイキング気分を味わえます。
焼討ちに遭った時に避難した洞窟が残っています。
安国論寺からすぐの所に、苔寺とも呼ばれている妙法寺があるのですが、
今回はちょっと・・・。足がパンパンになって歩けなく寸前にまで衰弱してしまい
もよりのバス停 「名越」(なごえ)からバスに乗り、鎌倉駅へ。
一旦休憩して・・・江ノ電乗り場へ。
って、まだ終わりません。
鎌倉観光、まだ続きます・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます