「なでしこ、対アメリカ決勝戦」
ったく、女子サッカーの歴史の流れを後戻りさせてしまったじゃ
んか。監督の責任って大きいと思った。実は、選手は相当疲れてる
と思った。例えば、中盤からの縦パスが繋がらずにゴールラインを
割ることが4、5回あったが、互いをよく知る者同士がそんなイー
ジーミスを繰り返すはずがない。つまり、追えないほど疲れていた
のではないだろうか。実際、途中であきらめるシーンさえあった。
パスを貰う選手がどういう状態かというのはパスを出す選手は一瞬
で判断する。足が止まっている選手にはどうしても緩いパスを出す。
それは見方だけでなく相手選手にも見破られてしまいカットされて
しまう。そういうケースが何度かあった。解説者は横パスばかりで
前へのパスが出ないと言っていたが動かないから出せないのだ。ア
メリカの一点目は、ゴール横のライン際のボールにモーガンだっけ
追い着いてゴール前に流し込んだが、ディフェンダーはマークを外
してしまった。恐らく、ラインを割ると思ったに違いない。そんな
ところにも動きの悪さが目に付いた。二点目のゴールはフランス戦
でPKを与えてしまった坂口選手が、多分ファールを恐れて当たら
ずにズルズル下がって抜かれてしまいロングシュートを決められた。
つまり、ナデシコはすでに今まで通りのサッカーが出来なかったに
もかかわらず選手を変えなかった。一方、アメリカは二列目の選手
が飛び出して2ゴールを決めるなど、フォワードが厳しいマークを
受けることを予測して対応していた。坂口、鮫島両選手の交代は同
意できるが2点ビハインドの後ではあまりにも遅すぎた。アメリカ
の女子サッカーは人気がなくリーグが休止しているという。復活させ
るために選手たちはどうしても勝たなければならかった。すでに、
CM等で億の金を手にしたナデシコの選手とはモチベーションが
違っていた。
この後、男子の日韓戦が行われますが、全く興味ありません。
恐らく激しい試合になるでしょうが、香川の例もあるし、W杯予選に
呼ばれる主力選手をケガさせないために引っ込めた方がいいので
はないか。もう、銅メダルなんか試合放棄して呉れてやったらいい。
どうせ彼らは純粋にサッカーの戦いだけを挑んでくるわけではない
のだから。