「あほリズム」(842)
これまでのコロナ禍の経緯を振り返れば、新型コロナウイルスの
感染は毎年寒冷期に流行する「カゼ」のようなものだからこれまで
通り経済活動は続けるべきだいう継続派と、感染拡大は抑えるべき
だとする自粛派の意見が対立しているが、ここにきて感染力の強い
インド型(デルタ型)変異株の猛威が伝えられている。寒冷期に流行る
インフルエンザであれば、冬が過ぎれば沈静化してもよさそうなも
のだが梅雨が明けても感染拡大は勢いを増している。そもそもこれ
までカゼとは無縁のはずの熱帯の国インドで変異したデルタ型コロ
ナウイルスを、もちろん一概には言えないが、ただのカゼと同等に
考えるのは誤った見解ではないか。もはやインド型変異株コロナウ
イルスは「ただのカゼ」とは違う、のではないか。