「あほリズム」(869)

2021-11-03 19:38:57 | アフォリズム(箴言)ではありません

      「あほリズム」

 

       (869)

 

 私はかねてより野党の政治家たちがなぜ国民の幸福度が高い北欧

諸国の民主社会主義を参考にしないのかと思っていたが、すでに資

本主義経済の宗主国アメリカでさえも民主社会主義を自認するバー

ニー・サンダースがアメリカン・ドリームから醒めた若者たちの支

持を得て社会主義化への流れを加速させているが、しかし遂にわが

国にも民主社会主義を掲げる立民党の政治家小川淳也が現われた。

私は彼の政治信条を支持して「アンガージュマン(仏engagement

政治参加)」(J.P.サルトル)しようと思う。小川淳也、彼こそが日本

の若きバーニー・サンダースだ。たぶん多くの人は天皇制がなくなる

と言うかもしれないが、北欧諸国はいずれも国王が国家元首の立憲君

主制の王国である。つまり民主社会主義体制へ転換しても象徴天皇制

を存続することに何の問題もない。


「あほリズム」(868)

2021-11-03 09:57:52 | アフォリズム(箴言)ではありません

      「あほリズム」

 

        (868)

 

 「われわれは結党以来決して誤った主張はして来なかった」と日

本共産党は言うかもしれないが、それは単に政権から懸け離れてい

たからだけであって、しかし「世界とは変遷流転する生成である」

とすれば、時代の変化にそぐわなくなった綱領さえも改めようとし

ない〈ドグマティズム〉(教条主義)こそが人々に恐怖感を芽生えさせ

る。「世界とは生成であり、真理とは幻想である」(ニーチェ)とすれ

ば、絶対不変のドグマに固執する教義主義は幻想にほかならない。幻

想から遁れるためにはまず他国によって穢された党名を改めることも

国民に近付くための第一歩に違いない。