「あほリズム」
(840)
そもそも選手たちが身体能力の限界を超えて競い合う「競技大会」
において、コロナ禍の下で「安全安心を最優先に掲げる」ならば、
やらない方がいい。
(841)
前回の東京オリンピックは戦後最長の「いざなぎ景気」をいざなう
弾みをもたらしたが、どうやらコロナ禍での東京オリンピックは「夢
よもう一度」とはならなかったようだ。何も財政破綻するとまで言う
つもりはないが、ただ、さらなる巨額の財政赤字が積み増しされたこ
とは間違いない。
「あほリズム」
(840)
そもそも選手たちが身体能力の限界を超えて競い合う「競技大会」
において、コロナ禍の下で「安全安心を最優先に掲げる」ならば、
やらない方がいい。
(841)
前回の東京オリンピックは戦後最長の「いざなぎ景気」をいざなう
弾みをもたらしたが、どうやらコロナ禍での東京オリンピックは「夢
よもう一度」とはならなかったようだ。何も財政破綻するとまで言う
つもりはないが、ただ、さらなる巨額の財政赤字が積み増しされたこ
とは間違いない。
「あほリズム」
(839)
SNSの普及によって、かつては「村八分」で済んだことが、
今日では「国八分」、或いは「世界八分」にまで拡がっている。
この世界は、社会的権利を「二分」しか認めてもらえない被差別
者にとっては「逃げ場」のない世界にちがいない。
和歌山毒物カレー事件の犯人の長女が子どもを道連れに身投げ
したことの痛ましさを感じて。そもそも彼女にも犯行の責任があ
るのだろうか?
再び「時間は存在しない」
ハイデガーが「存在とは時間である」と定義した論拠を確かめよ
うとして物理学者カルロ・ロヴェッリの著書「時間は存在しない」
を取り急ぎ読んで、以前当ブログにも「時間は存在しない」という
記事を載せましたが、いま改めて読み直してみると重要な読み落と
しに気付いたので、ふたたび「時間は存在しない」についての要点
を記しておきたいと思います。この本はあくまでも物理学者による
一般向けの解説書なので、物理学を熟知している人にとっては「何
を今更」とお思いになるに違いありませんが、まずはそのことをお
断りしておきます。
さて、その書き出しは「簡単な事実から始めよう。時間の流れは
、山では速く、低地では遅い。」とあり、つまり山の上よりも地球
の質量の中心に近い低地の方が「時間」が遅くなると言います。こ
れは、「物体は、周囲の時間を減速させる。地球は巨大な質量を持
つ物体なので、そのまわりの時間の速度は遅くなる。」からで、物
体すなわち存在が時間を歪めると言うのですが、またこれ以外にも
アインシュタインの特殊相対性理論によって「ウラシマ効果」とし
て広く知られている、動いている時の方が静止している時よりも時
間がゆっくり進むことが確かめられている。これらの「存在と時間」
の関係に驚かされるのは、われわれが理解している時間の常識、そ
れはもっぱらニュートン物理学がもたらした「事物(存在)とはまった
く無関係に流れる絶対時間の概念」によるのだが、どういうことか
と言えば、もしも存在が無かったとしてもただ時間だけは規則的に
流れる世界で、しかし世界が果たして存在するだろうか。だとすれ
ば、「今この時」という瞬間は世界全体、或いは宇宙全体が同じ瞬
間を共有することができるというのは幻想であり、時間とは場所に
よって、或いは状況によって異なる相対的概念にほかならない。つ
まり、「宇宙全体で定義できる“ 同じ瞬間 ”なんて存在しないのだか
ら」(カルロ・ロヴェッリ著『時間は存在しない』)。もっと分かり易
いことは、そんなことは誰もが知っていることですが、新年の始ま
りを告げる「初日の出」の時刻は見る場所によって異なる。ついでに
参考までに、「わたしたち人間に識別できるのはかろうじて10分の
1秒くらいで、これなら地球全体が一つの泡(範囲)に含まれることに
なり、そこではみんながある瞬間を共有しているように、現在につい
て語ることができる。だが、それより遠くには、『現在』はない。」
(同書より)
(つづく)