石鎚山に上がった頃から、なんとなく曇りがちの天気になってきたのには気づいていた
フェリーが¥1,000、高速道路が¥2,000(ホントは¥1,000乗り放題だが途中フェリーに乗ったため、2回に分散されてしまったので¥1,000×2)の大感謝祭料金で四国上陸した翌日、9月25日。
目指したのは、かねてからの懸案事項になっている四国カルスト。
四国カルスト方面へのアクセスは、下調べの段階で、あんまり道路事情が良く無さそうな雰囲気は感じていたのだ。
ただ、とあるサイトに、
『天狗高原へ行くのに、県道30号線がとても大変だった、、、』
との記述があって、カーナビが案内する道筋には、その『県道30号線』とやらを通っていなかったので、大丈夫だろうとたかをくくっていた。
西条からおよそ110キロの道のりの天狗高原へ向かう途中、快適な道が続いていたのだが、カーナビが示す目的地までの残り距離が少なくなるにつれて、快適ではなくなってきた。
思い出す事ができて、事細かに報告できれば、西条方面から四国カルストへ向かう人達の参考にもなるかと思われるのだが、路線名だとか具体的な地名を思い出すことはできない。
今こうして写真で見るとそんなに狭くは見えないが、実際はクルマ1台が通るのがやっとの狭い道幅の道路に何度か出くわしてしまった。
狭ければ狭いなりに、ところどころに対向車と行き違う事ができるスペースがあればいいのだが、この写真のような道幅でず~っと道路が続いている、、、、、
対向車が来たらどうすればいんだろう?
と、不安になって、途中、真剣に戻ろうかなと車を止めてしまった事、約3回。
戻らなかった理由は、
「せっかくここまで来たんだから」
いや、
そんな事ではなくて、戻るに戻れなかったからだ。
戻るとすると、今やって来た狭い道を、ず~っとバックしなければならないので、そうなると今度は対向車どころか後続車にぶつかってしまう危険性がある、、、、、
なかば目をつぶって、カーナビが提示する道筋を強引にかつ慎重にソロソロと進んでいく。
対向車が来てもすぐに気づけるように、自慢のiPod接続カーオーディオは止めて、対向車が来たらすぐに気づいてもらえるように、昼間だがヘッドライトを点灯して、ソロソロと、、、、、、
ワタクシもイナカモノだから、少しは山道を走行した経験もあるが、この写真の先の道路は、かなりのもんだった。
どうやら、北側からではなく、南側からたどれば、もっと楽なルートらしい。
というのも、帰りに伊野方面に向かう途中、その事実を発見したのだ。
憶えておこう。
クルマを放り出して戻りたくなるような狭い道をクリアして、戻りたくはならない程度の狭い道を行く。
いよいよ天狗高原まであと一息になった時、前方に観光バスが坂道を登っていく姿を発見して、
「この先はバスが通れる道なんだぞ」
と、一安心した。
天狗荘に到着して駐車場にクルマを置いたとたん、一気に霧に包まれてしまい、雨が降り出す、、、、、、
ただいまの気温などを気にしているうちに、霧が晴れるかもと望んでみたが、霧も雨も晴れる気配は無い。周辺には、広大な四国カルストを散歩できるルートが広がっているはずなのだが、これではさっぱり、、、、、
ならば、とばかりにちょっと早めに昼食を。
親子丼を食べ終えて、ふと食堂の窓の外を見ると、いつのまにかすっかり晴れ上がっている、、、、、、
というような事も起こらず、雨も霧も意固地に現状を維持している。
ま、しゃ~ないな、と下界に降りることを決意した。
ホントはこんな風景の中をドライブあるいは歩行する予定だったのだが、、、、、
下界に降りる頃には、雨もやみ、途中、ブックオフに立ち寄って時間をつぶす。
噂によるとこの日、高知県N市近辺では小学校の運動会まっさかりで、降るか降らないかの空模様を眺めながらレスポバッグをかかえてオロロオしている某母親の姿がたくさんの父兄に目撃されているという。
で、かんぽの宿伊野に到着。
前日の朝5:00起床という、めったに無い時間帯に起きたため、年々体力気力ともにおちぶれつつあるワタクシ自身をいたわる本能がそうさせたのだろう、この日も、早めに宿に到着してしまった。
駐車場の裏側からは、ディーゼル列車が走り去る。
大浴場の温泉で手足を伸ばしてくつろぐ。
だが、夜の天気予報では、なんともはやワタクシをガックリさせるような予報が告知されたのであった、、、、、