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だらだらぼちぼち

天気予報に負けるな! 四国巡行2009(3)

2009年10月06日 20時39分44秒 | 風景光景

四国へ鈴鹿へと、さすがに2週連続の2泊3日のクルマ移動はくたびれてしまった。
ようやく鈴鹿の写真データをPCに取り込んだだけで、まだゆっくり整理する体力が戻って来ない。

とにかく、鈴鹿の前に四国ネタを片付けておこうと思うが、今日のところは完結編にたどり着けそうに無いので、小ネタでごまかしておく。

最終日、田野町の道の駅に立ち寄ると、ちっちゃなミカンが袋詰めで売っていた。
そのみかんの名前が変わっていて、『雨よけみかん』という。

はてさて、『雨よけみかん』、、、、、、、、、とは何ぞや?
ミカンどころの和歌山県に生まれ育ったワタクシであるが、そんなブランドのみかんは聞いた事がない。

下に、家に帰ってから撮った現物の写真を貼り付けてみると、


これが、現地で売っていた『雨よけみかん』である
1万円札と一緒に撮ってしまったのは、決して、
「金、持ってるぞ~!」
などと言いたかったのではない。
ではなくて、撮影する時にサイズを比較できる物が手近なところに見つからなかったために、めったな事でワタクシの手元にやって来ない貴重な1万札を使ってしまったのだ。
普通、一般的にはタバコとかを使うものだろうが、あん時は、マジで、他にどなたが見てもわかるようなサイズの比較対象が見つからなかったのだ。
お札は、それを使わなくても、コピーしただけで犯罪になるらしい。
まさか、みかんと一緒に写真に撮っただけで逮捕されたりはしないだろうな?

ご覧になるとわかっていただけるが、特に変わったみかんではない。
とにかく、非常にサイズがちっちゃいのが特徴のように見えるが、雨よけみかん全てがこのサイズだと断言するのはまだ早い。
大きくならないうちに収穫したのか、それともこれくらいのサイズにしか育たない種類なのか?

食べてみると、随分甘くておいしい。
十分に熟してから収穫したみかんである。
ちっちゃいので、皮をむくと、中の袋1個ずつ分けて食べなくても、1個丸ごと口に入れてもすぐに飲み込めてしまう。
文字通りの一口サイズである。

『雨よけみかんとは何ぞや?』、これがワタクシが、今回、四国から持ち帰った研究テーマであったが、その謎はあっけなく解明された。

ネット検索してみると、こういう事になっていた

みかんの栽培方法には、色々種類があって、
ビニールハウスで育てるのが『温室みかん』。
ワタクシの生存地でよくみかけるように、ビニールハウスで囲まずに、山の斜面の日当たりの良いところで、幹も枝も実もむき出しのまま、雨風陽光を全身に受けて育てるのが『露地物みかん

そして、その中間というか、左右と天井を完全に囲んだビニールハウスではなくて、屋根だけにビニールをかけたハウスで育てるのが『雨よけみかん』。
な~るほど、屋根が付いているから、雨よけなのか、、、、、、
栽培方法による名づけ方で、みかんそのものの種類ではないのか、、、、、?

実が熟して市場に出荷される順番は、『温室みかん』『雨よけみかん』『露地物みかん』となるらしい。

ワタクシの生存地では、ビニールハウスのみかんもあまり見かけなくて、山のみかん畑に堂々と丸出しで栽培されているみかんがほとんどなのだ。
だから、『雨よけみかん』と言われても、ピンと来なかったのかもしれない。

それとも、『雨よけみかん』とは、不勉強なワタクシだけが知らなかった言葉なのだろうか?
しばらくは、兼業農家をやっている友人達に雨よけみかんについて質問攻めしてみようと思う