想像も出来なかった大きさで、
想像も出来なかった強さで、
想像も出来なかった高さで、
想像も出来なかった残虐さで、
一瞬にして、
たくさんの命と、
たくさんの財産を、
さらって行った海。
『海よ穏やかに』というカテゴリを追加して、
今までに撮ったヘタクソな画像の中から、
せめて、
静かで穏やかな時の海の様子を、
拾い上げる事にした。
PC内を探してみると、
もう少し、海の画像が見つかるかも知れない。
さて、今回は神戸港。
この震災メモリアルパークにやって来た前日、中之島公会堂でチャーと石田長生のユニットであるBAHOのコンサートを観戦した。
そのライヴについて、今でもよく憶えて事はたくさんあって、
機材のチェックに時間がかかっているとの事で、予定の開場時刻を過ぎても入場できず、雨の中、傘をさして公会堂の外に並ばされた事や、
(どういうわけか、BAHOのライヴの時にはサウンドチェックに時間がかかってとかいう理由で、開場時刻が遅れる事が多い)
雨の中、傘をさして公会堂の外に並んでいる時に、ワタクシの前にいたカップルの20代とおぼしき女性がなかなかにグッドなプロポーション(後から見た感想だが)だった事や、
その女性が鮮やかなまっ赤っかのスカートを着こなしていた事や、
その女性がさした傘からつたい落ちる雨粒が、ポタポタとワタクシのスニーカーの上に落ちてきたので、ぎゅうぎゅう詰めの行列の中で、一生懸命に雨粒から逃れようともがいた事や、
開場後、ワタクシの右隣に座った女性が、席に着くなり熟睡しだした事や、
あの、誰もが待ちに待った、天下のBAHOのコンサートだというのに、無頓着というか悠々というか、ともかく眠り続けているその姿にあきれてしまった事や、
開演前、ワタクシの後に座っていたオッサン連中の会話が聞こえてきて、
「こないだ、大阪城ホールの矢沢永吉のライヴの時に、近くにいたグループが永ちゃんのタオルをグルグル振り回していたので、うちの嫁さんがクレームをつけたら喧嘩になったんやわ。
うちの嫁さん、気が強いから、なかなか騒ぎが収まらんと、しまいに、ステージの上から永ちゃんに仲裁されたんやわ、、」
という笑ってしまうような話だった事や、
ワタクシが座ったのは中段の座席だったが、前から5列目くらいにやたらノリの良い女性が、最初っから最後までず~っと立ち上がって踊っていた事や、
その女性が、冷たい雨の1月だというのにタンクトップ姿だった事や、
ライヴの中盤に、チャーと石ヤンのソロコーナーがあって、石やんが、
「今年も震災メモリアルイベントに出演して唄います。」
とのMCの後に『Brothers & Sisters』という曲を唄った事や、
ワタクシの左隣の女性が、その曲を聴きながら、ず~っと泣いていた事や、、、、、
石ヤンの『Brothers & Sisters』という曲は、神戸の震災を唄った曲なんだと、気づいた事を。
BAHOは、もう活動しないのだろうか?
2005年1月16日撮影