lizardbrain

だらだらぼちぼち

見逃せないが見逃したい

2012年06月12日 10時56分45秒 | 無駄話
これは、5月11日の某新聞に報道された古い記事である。


6年分の受信料請求 NHK、未契約一般世帯に 
『受信契約を結んでいない一般世帯を相手取り、NHKが初めて契約締結と受信料支払いを求めた訴訟の第1回口頭弁論が10日、東京地裁(斉木敏文裁判長)であった。NHKは、被告男性が約6年前から衛星放送を受信できていたことが確認されたとして、提訴した段階の請求額4580円から増額、過去にさかのぼり計16万8720円の支払いを求めた。放送法はNHK放送を受信できる設備を設置した場合は受信契約を結ぶことを定めている。NHKは昨年11月、男性を含む計5世帯を提訴。4世帯は契約を結び、衛星放送を含めた2カ月分の受信料4580円を支払ったが、男性は応じなかった。

 NHKはその後、男性がBS画面に表示されるメッセージに従って平成18年3月にNHKに連絡し、契約の意思を示した記録が見つかったとして、請求額を37倍近く増額した。

 NHKは他の未契約の世帯・事業所相手では、過去にさかのぼった請求はしておらず、弁護人は「増額は他の未契約世帯への見せしめだ」と反発。男性側は争う姿勢を見せている。』



この記事を目にした時、背筋が寒くなった。

かつて、別宅でたたずんでいた時、誰かがドアをノックする音に気がついた。
その別宅には新聞も郵便も配達されないし、誰か知人が訪ねてくるとしたら必ずケータイかメールで連絡があるはずなので、その訪問者に対する心当たりは全く無かった。
心当たりが全く無かったのだが、ぼんやりしていたのか、反射的にドアを開けてしまった。

ドアの外には、安そうなスーツを着た推定新卒年齢のお兄さんがニコヤカに立っていて、

『こんにちは、NHKです。』

と、第一声。

呆然とするワタクシに、

『おたくではどんなテレビをお使いですか?』

うろたえるワタクシは、

『どんなテレビって、、、、?』

『ですから、ブラウン管でしょうか? 液晶でしょうか?』

地デジ化寸前の時期だったので、本当にどんなテレビを使っているのかの調査だったのかもしれないが、
とにかく、うかつな事は口にはできず、

『う、う、う、うちにはテレビは無いんですよ』

と反射的に応答したら、

『そうですか、それではテレビを買われた頃にまた伺います。』(ニコニコ)

と、あっさりとドアを閉めて、ワタクシの部屋の上階に向かっていった。

ワタクシは、ホットしてドアを閉めたのだが、その時、ある事に気づいた。
訪問者の視線では、ドアを開けたワタクシの肩越しに34インチ液晶テレビを置いているのが丸見えだったのだ、、、、、

その後、すぐに、同じ建物に居住する同僚達にメールで警報を発令したことは言うまでも無い。