新神戸駅の近くの新神戸オリエンタル劇場は、大好きなホールだ。
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2階席、3階席と合わせても639席という決して大きなホールではないけど、それゆえに少しくらい後方の座席位置からでもステージが近くて見やすい聴きやすいホールだと思っていた。
やや古めかなとも感じられる座席に座って、これまでにケイコ・リーや寺井尚子を初め、たくさんのライヴを堪能させてくれた。
ケイコ・リーのバックバンドのギタリストに、達郎のピットインでのライヴ盤に参加していた松木恒秀(昨年、逝去)の姿を認めた時に、飛び上がりそうに驚いてしまった事もあった。
何よりもワタクシの新神戸オリエンタル劇場歴で一番ビックリしたのは、2014年にあのパット・メセニーのグループの公演が発表された時だった。
まさかと思ってチケットを手配したら、ホントにパット・メセニーのグループを目にできたのは嬉しかった。
ただ、見やすい聴きやすいホールではあるけど、他のホールに比べると入場ドアから客席に続くロビー部分のスペースが狭くて、開演前や途中休憩中の居場所が無い所でもあった。
そういう時には、のんびりと自分の席にいれば良いわけだが。
このホールに行く時は、いつも三ノ宮駅から歩いていた。
三ノ宮駅から新神戸駅までは緩い上り坂が続いて、大した距離ではないが猛暑の頃はちょっと大変な思いもした時もあった。
ところが、3年ほど前に三ノ宮駅から新神戸駅まで地下鉄に乗ると、うんと楽に移動できることに気づいたばかりだった。
ま、それまで気付かなかった方がどうにかしているのだが。
せっかく楽に移動できるルートを発見したというのに、最近、新神戸オリエンタル劇場からのメルマガが少なくなったというか来なくなったなぁ、と思い出した矢先、メルマガではなく、
『2018年12月末をもちまして、閉館する運びとなりました事をお知らせいたします。』
とのツイートを見つけてしまった。
1988年のオープンから30年だそうだ。
閉館するにはちょっと早過ぎるんではないのかと思いつつ、なんとかもう一度行ってみようとチケットを検索してみた。
一応予約できたのだが、まだ座席位置がわからない。
もしかすると後方席あるいは2階、3階席になるのかもしれない。
そういえばこのホールでは、これまでは運良く1階席ばかりでの鑑賞だったなぁ、と思いつつ。