毎日やりたいところだが、何年か前にやり過ぎて膝を痛めてしまった事があったので、ここんところ2日やっては1日休むペースに押さえている。
とある日、いつものコースでいつものようにJAバンクの前に通じる横断歩道を渡ろうとしたら、向こう側に、なんかアヤシゲな停め方をしたクルマがいた。
JAバンク(夜だがATMはまだやっている時間帯)の駐車場に入るわけでもなく、路肩に寄せてハザードやウィンカーを点灯するわけでもなく、何もせずにただ路上にポツンと停まったのだ。
クルマはレクサスあたりの大きなセダンで、その止め方からして、何やらただならぬアヤシイ雰囲気を感じさせた。
いつものコースにこだわると、向こう側に渡って、アヤシゲな停め方をしたクルマの横の歩道を通らなければならない。
横断歩道を渡らずにそのまま進行方向左側の歩道を渡る手もあったが、ついついいつものコースに足が向いてしまい、横断歩道を渡ってしまった。
すると、さっきのアヤシゲなクルマは目の前に停まっていて、歩道沿いにその横をすり抜けようとしたら、後ろのドアを開けてご老人が降りてきた。
黒っぽいスーツを着たご老人は、さらにこちらに歩を進めてきた。
ワタクシに向かって何か話しかけてくる様子だったので、iPhoneのヘッドホンを外して応対しなくてはならない。
とある葬祭場までの道に迷っているようで、その案内を乞うているらしい。
そこは、以前にワタクシも母親を見送った葬祭場なので場所はよくわかっているのだが、自分がわかっているからスラスラと道案内できるかというと、必ずしも誰しもがそうではなく、そういうのが得意な人と得意ではない人がいる。
そう、ワタクシははっきり言って、それが得意ではない部類の人類なのだ。
第一印象が極めてアヤシゲなクルマだったのだが、この時刻に葬祭場への道を尋ねると言うことは、どなたかのお通夜に参列するのは間違いないわけで、きちんと教えてあげなければならない。
どういう風に案内すれば良いか暫し考えた挙げ句、