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だらだらぼちぼち

かつてなかった方角から山下達郎 PERFORMANCE 2019

2022年04月25日 14時44分38秒 | 音楽

2019年7月5日、大阪フェスティバルホール。

なんと、達郎ライヴでは初めての最前列を確保してしまった歴史に残る日だった。

さすがにど真ん中ではなかったが、左・右・真ん中とゾーン分けすると真ん中ゾーンと断言できる、最前列席だった。

建て替え前の旧フェスティバルホールの時には、2回ほど最前列に座らせてもらった記憶もあるが、新装なってからは初めての事である。

 

チケット入手時に座席表で確認していたものの、もしかしてなんかのマチガイかも知れない、

もしかしてこの公演だけ座席表示が違っているかも知れない、

確かにいつもなら最前列の座席番号だが、やむにやまれぬ何らかの理由が発生してこの日だけ特例的に最後列の座席番号に変更されているのかも知れない、

うっかりとその手に乗ってその気になっていたら現場でがっかりグッタリしてしまうぞ、気を付けなければ、、、、、、

 

と、ソワソワかつ恐る恐る入場待ちの列に加わり、本人確認の判定を受ける。

 

やがて入場が始まる。

まず座席表を確かめなければと、はやる気持ちをおさえつつエスカレーターに乗っかったのだが、例によって、視界に入ったグッズコーナーの行列に並んでしまった。

しばしの物色後、無事にグッズを確保できたところで、今度こそとはやる気持ちを表情に出すまい出すまい唇をかみしめつつ必死に努力しつつ、入場扉の近くの座席表で再び照会作業に取り掛かる。

確かに最前列の座席番号で間違いないので、ようやく安心する。

 

さて、安心したところで、開演時刻までにはまだまだたっぷりヒマがある。

いつもならロビーの隅っこでおにぎりを2つ3つほうばりながらライヴ観戦に向けた精神集中に専念するのだが、どうにもはやる気持ちは一向に収まらないので、11年ぶりに手に入れた大阪フェス最前列の座席とやらに座ってみる。

さすが、最前列なので当然だが、前の席の背もたれが無いので、目の前にはひたすらステージを見上げるばかりの眺望である。

なんとなく、旧フェスに比べて観客席の床面からステージ床面までの高さが低くなった気もする。

誰に遠慮する必要も無く腰かけて足元を見ると、座席とステージとの間の床に黄色いロープが貼り付けられていた。

これはおそらくPA用のケーブル類の保護のために、良い子はこの線から入ってはいけないよという主催者側出演者側の意思表示だろう。  

視線を上げると、ステージの客席寄りの前端に、間隔を置いて黒いスピーカーが2個設置されているのに気が付いた。

スマホやノートPCに繋ぐくらいの大きさ(小ささ)で、これは本番用ではなくBGM用なんだろうと推察する。

果たしてライヴ本番中にこの小さいスピーカー2個がPA機材に混じって鳴っていたのかどうかは、全く確認できないが、開演前のひと時、いつものように達郎自らが選曲してリマスターした客入れドゥーワップが、この小さいスピーカーからも快適な音質で流れている。

例によって緞帳が上がりっぱなしのステージ上にセットされた楽器、機材の隙間を縫うように、達郎の立ち位置に向かって右後ろにゴジラの雄姿が見えた。

その反対側の左後ろにシンゴジラがいた事には、アンコールの時まで気づかなかったが。

 

そんなこんなの観察を続けている間にいつもの1人アカペラBGMに乗っかって、バンドメンバーが登場すると、前に置いたおそらく達郎用のキーボード(Rhoedsだったかそうでなかったか?)に隠れてしまってベーシストの胸から額あたりまで見えなくなった。(そのキーボードはアンコール前に撤去してくれたが)

そのベーシスト伊藤広規だが、指弾きばかりではなくて、時にはピックも使っているのを発見。

いつも静かに演奏している印象だった難波弘之だが、近くで見ると演奏中の表情が豊かで、マイクには乗せないものの時おり達郎と一緒に唄っていた。

達郎が弾くエレアコのストローク生音までが聞こえる。

達郎のシャツにはパリッとアイロンが効いていて、肘近くまでまくった袖が演奏中に乱れないのはどうして?

ギターを弾く事が筋トレになっているのか、意外と腕が太い。

たくさんの発見をしながら楽しんでいたら、開演1時間くらい経った頃に、どういうわけだがワタクシの左ふくらはぎあたりがつってきた。

こういう時は立ち上がってストレッチをしたいところだが、まだまだスタンディングタイムではないのでそういうわけにもいかない。

少々焦りつつ、前方の黄色いロープに触れない程度に座ったまま少しだけ左脚を延ばし気味にして自分でマッサージに努めているとそれも治まってきた。

ボーカルマイクは去年はコードレスマイクを使っていたのが気になったのだが、この時はコードありマイクを使っていた。

さすがにステージから近すぎるので、ワタクシの席にミニタンバリンがとどく事はなかった。

 

MCによると、この時点での来年(つまり2020年)はオリンピックの影響もあってツアーをしないがライブハウスはやると宣言していた。

入場時に配布されたチラシの中に、8月の宮里陽太カルテットds小笠原拓海 with 佐橋佳幸のライブが告知されていたのだが、家に帰ってからチケ取りに動いたが時遅く、既にソールドアウトしていたのは残念だった、

 

           

 
終演後、いつもの安ビジホに向かう途中のいつものラーメン屋へ行くと、
『ラーメン以外頼む人席料¥200頂きます』
との告知が貼ってあった。