この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

『ルート・アイリッシュ』-戦争の民営化が更に深刻な貧困と心の荒廃を-ケン・ローチが映像で描き出す

2012-04-22 15:00:45 | 最近見た映画
『企業が戦争を請け負い、民間人が戦場に派遣される。』-本では読んで知識の上では知っていたが、リアルな映像でより実態に迫る感覚で突きつけられると、大変な世の中に生きているとつくづく感じる。   . . . 本文を読む
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『善き人』-ナチス知識人部隊にどのようにして知識人が取り込まれていくのか、ヴィゴ・モーテンセンが渋い

2012-04-22 14:53:10 | 最近見た映画
 ヴィゴ・モーテンセンの『イースタン・プロミス』は“男の美学に迫るかっこよい渋さ”が良かったが、今回のは内にひめた“耐える渋さ”が光る。  それはともかく、映画の中身は深刻である。1930年代のドイツ、ヒトラーが権力を握り、ナチが全ヨーロッパに刃を剥きだし襲いかかろうとする時代。ベルリン大学の文学教授であるハルダーにナシス本部から声がかかる。 . . . 本文を読む
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