『企業が戦争を請け負い、民間人が戦場に派遣される。』-本では読んで知識の上では知っていたが、リアルな映像でより実態に迫る感覚で突きつけられると、大変な世の中に生きているとつくづく感じる。
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ヴィゴ・モーテンセンの『イースタン・プロミス』は“男の美学に迫るかっこよい渋さ”が良かったが、今回のは内にひめた“耐える渋さ”が光る。
それはともかく、映画の中身は深刻である。1930年代のドイツ、ヒトラーが権力を握り、ナチが全ヨーロッパに刃を剥きだし襲いかかろうとする時代。ベルリン大学の文学教授であるハルダーにナシス本部から声がかかる。 . . . 本文を読む