この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

『(株)貧困大国アメリカ』-シリーズ完結編-『食の戦争』と併せて読むとアメリカの世界戦略が見えてくる

2013-10-25 23:13:14 | 最近読んだ本・感想
 2008年に『ルポ・貧困大国アメリカ』が、続いて、2010年に続編の『同・Ⅱ』が刊行されて今回のがシリーズ3回目の完結編である。  フリードマンの経済理論が巾をきかせ、世界を闊歩し始めてから、世界各国で『規制緩和と民営化、小さな政府』の標語とする新自由主義政策を掲げる政府が主導権を握り、それと同時に庶民の間には貧困が押し寄せ、格差が広がり、財政危機を口実に福祉や社会保障は切り捨てられ、大企業だけが肥え太ってきた。  今回は、グローバルに展開した多国籍企業が国家機能をも解体し民営化し、自己の繁栄に取り込んでしまう危機を描いたコーポラティズムの最終章である。 . . . 本文を読む
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