【2010年1月1日】
おせち料理つまんだ後、元旦の今日は誰も訪ねてくる予定がないので、散歩がてら出かけることにする。
外は、京都特有の時雨模様。加茂川を上賀茂橋から左岸を下る。
南の空にはわずかに青空が覗くが北山方面は厚い雲に覆われ、空気がやけに冷たい。植物園の横を半分ほど進んだところで、飛び石沿いに右岸に渡る。更に加茂川を南下し北大路橋をくぐり出雲路橋を目指す。
対岸を見ると比叡山にもわずかに雪が積もっているように見える。空気が凍っているように冷たく体を突き刺す。
出雲路橋より加茂街道に出て、そこから鞍馬口通りを西に進み寺町に入る。角を曲がる前に1つ目の寺に立ち寄り、更に寺町通り沿いの寺に2~3寺立ち寄る。
【寺町のとある一寺】
家を出る前に、どこに行くか思案したとき、とりあえず「相国寺」に言ってみようということになっていた。同志社大学の北隣にある相国寺(と、いうより同志社は相国寺の寺域の一部を借地しているのだ)には、京都に30年以上居るのに一度も行ったことがない。歩いて行くには適当な距離だし、行ってみようということになっていたが、寺町の寺にその都度立ち寄っていたのでは、相国寺に着く前に日が暮れてしまう。
寺町につき合うのをほどほどにして、道を西に取り相国寺を目指す。寺の東側から入り庫裡の前に出る。予想はされていたが、やはり元旦の今日は拝観できない。
【相国寺町の庫裡】
境内を一巡し建物を外から眺める。「承天閣美術館」も当然開いてない。今朝、新聞で見た「イケメンの仏像」があるという千本釈迦堂にバスで行くことにする。
ずっと昔に一度訪ねたことがあるが、詳細は記憶にない。ただ、場所を知っていないと西陣の家の建て込む路地の奥にあるのでわかりにくく外から来た観光客は訪ねにくいと思う。
千本今出川で降りてこのあたりだったかと以前のおぼろげな記憶を頼りに路地を西へ北へとジグザグに2、3回曲がると参道の前に出てきた。
【千本釈迦堂参道】
改めて「寺歴」を見てみると、「応仁の乱」の兵火も免れて、鎌倉初期の創建当時のままの本堂をもつ、「京洛で最古の国宝建造物」の寺だそうである。
「イケメンの仏像」は本堂でなく、『霊宝殿』にあった。災禍にみまわれずに済んだために「六観音」やその他の仏像も、きれいにそろって残っている。六観音の1つ、「聖観音」は噂の通り「イケメン」の中でも、その第一番だった。
【千本釈迦堂「霊宝館」内部】
足下から迫ってくる冷気に耐えながら仏像を見て回った後、外に出て更に西に向かう。千本を越え七本松通りまで来たのなら「北野天満宮」はすぐそこである。初詣というのは性に合わないが、ここまで来たらついでである。
こちらは、それまでのお寺と違って大混雑である。今の時期だからそうなのか、時代がそうなのか知らないが、この違いは何なんだろうと思う。別に仏教を信仰して、かたをもっているわけでもないのだが。
大混雑の本殿前まで行くのはやめて、参道を逆に出口に向かうが、ここも両側に露天がひしめき合いなかなか前に進めない。
どこからか「寅さん」の威勢のいい声が聞こえてきそうで、それはそれで楽しい雰囲気だった。
【北野天満宮の参道】
北野天満宮前のバス停から「白梅町」経由して北大路バスターミナルにもどってきたのだが、いずれのスーパーも店を開いており、「北大路ビブレ」の食料品売り場に立ち寄って店内を覗いてみると、普段の店頭とは違って、正月用の食料品が所狭しと並べられていた。
「これじゃあ、おせち料理を作る必要ないね。」と苦笑いしながら家に戻ってくる。
おせち料理つまんだ後、元旦の今日は誰も訪ねてくる予定がないので、散歩がてら出かけることにする。
外は、京都特有の時雨模様。加茂川を上賀茂橋から左岸を下る。
南の空にはわずかに青空が覗くが北山方面は厚い雲に覆われ、空気がやけに冷たい。植物園の横を半分ほど進んだところで、飛び石沿いに右岸に渡る。更に加茂川を南下し北大路橋をくぐり出雲路橋を目指す。
対岸を見ると比叡山にもわずかに雪が積もっているように見える。空気が凍っているように冷たく体を突き刺す。
出雲路橋より加茂街道に出て、そこから鞍馬口通りを西に進み寺町に入る。角を曲がる前に1つ目の寺に立ち寄り、更に寺町通り沿いの寺に2~3寺立ち寄る。
【寺町のとある一寺】
家を出る前に、どこに行くか思案したとき、とりあえず「相国寺」に言ってみようということになっていた。同志社大学の北隣にある相国寺(と、いうより同志社は相国寺の寺域の一部を借地しているのだ)には、京都に30年以上居るのに一度も行ったことがない。歩いて行くには適当な距離だし、行ってみようということになっていたが、寺町の寺にその都度立ち寄っていたのでは、相国寺に着く前に日が暮れてしまう。
寺町につき合うのをほどほどにして、道を西に取り相国寺を目指す。寺の東側から入り庫裡の前に出る。予想はされていたが、やはり元旦の今日は拝観できない。
【相国寺町の庫裡】
境内を一巡し建物を外から眺める。「承天閣美術館」も当然開いてない。今朝、新聞で見た「イケメンの仏像」があるという千本釈迦堂にバスで行くことにする。
ずっと昔に一度訪ねたことがあるが、詳細は記憶にない。ただ、場所を知っていないと西陣の家の建て込む路地の奥にあるのでわかりにくく外から来た観光客は訪ねにくいと思う。
千本今出川で降りてこのあたりだったかと以前のおぼろげな記憶を頼りに路地を西へ北へとジグザグに2、3回曲がると参道の前に出てきた。
【千本釈迦堂参道】
改めて「寺歴」を見てみると、「応仁の乱」の兵火も免れて、鎌倉初期の創建当時のままの本堂をもつ、「京洛で最古の国宝建造物」の寺だそうである。
「イケメンの仏像」は本堂でなく、『霊宝殿』にあった。災禍にみまわれずに済んだために「六観音」やその他の仏像も、きれいにそろって残っている。六観音の1つ、「聖観音」は噂の通り「イケメン」の中でも、その第一番だった。
【千本釈迦堂「霊宝館」内部】
足下から迫ってくる冷気に耐えながら仏像を見て回った後、外に出て更に西に向かう。千本を越え七本松通りまで来たのなら「北野天満宮」はすぐそこである。初詣というのは性に合わないが、ここまで来たらついでである。
こちらは、それまでのお寺と違って大混雑である。今の時期だからそうなのか、時代がそうなのか知らないが、この違いは何なんだろうと思う。別に仏教を信仰して、かたをもっているわけでもないのだが。
大混雑の本殿前まで行くのはやめて、参道を逆に出口に向かうが、ここも両側に露天がひしめき合いなかなか前に進めない。
どこからか「寅さん」の威勢のいい声が聞こえてきそうで、それはそれで楽しい雰囲気だった。
【北野天満宮の参道】
北野天満宮前のバス停から「白梅町」経由して北大路バスターミナルにもどってきたのだが、いずれのスーパーも店を開いており、「北大路ビブレ」の食料品売り場に立ち寄って店内を覗いてみると、普段の店頭とは違って、正月用の食料品が所狭しと並べられていた。
「これじゃあ、おせち料理を作る必要ないね。」と苦笑いしながら家に戻ってくる。
相変わらず、年賀状を中止いたしましたので、メールにて失礼いたします。
はじめて、ブログを拝見しました。山に映画にと精力的で、感心させられます。私は、一昨年より接骨院を開業しただけでも、大変だった上に、京都府柔道整復師会の保健部員に任命されバタバタして、自分の時間をつくれずにいます。今年は、一つ一つやり残していたことを少しでも、実現して行きたいと思っています。
それでは、お体にお気を付けください。