【2011年7月16日(土曜日)】
好条件が重なったので、何回も京都には来ているが一度も祇園祭を見たことがないという弟も横浜から誘って、四条烏丸で待ち合わせ宵山に出かける。本来なら『宵々山』(15日)に出かけるつもりでいたが、2日も出かけるのはさすがにシンドイものがあるので、急遽予定を変えて職場から直行した。
『祇園祭の宵山に行く』というのは半分、口実である。改めて理由がないと、わざわざ街にでて生ビールなり酒など飲む機械がないから行くのである。
それでも祇園祭は好きである。京都に『三大祭り』があるといわれているが、あとの2つは所詮、『仮装行列』である。(こんなことを言ったら、今年、町内役員の関連で招待され、『葵祭り』の神事にも参加させていただいた上賀茂神社の宮司さんからお叱りを受けそうであるが・・・。)
それに比べたら『祇園祭り』は町衆のエネルギーを感じる。八坂神社の神事(祭礼)であることには違いないが、街全体が下から支え、皆で祭りを作り上げるという熱気を感じる。
翌日の『山鉾巡行』も迫力あるが、私は『宵山』の雰囲気の方が好きである。それにかこつけて毎年ビールを飲みに来る。
まずは、近くの酒場で腹ごしらえをしたあと、鉾町に繰り出す。例年になくすごい人手である。露天の数も例年よりずっと多い気がした。
弟が「日本中の『寅さん』がみんな集まったようですね。」という。そうかもしれない。ちょっと気になるのは、《若い10代の『寅さん』が多い》のと、夜の10時を回ったというのに《売れ残った商品(主には食べ物)をどう処分するのか》ということだ。商売も楽ではない。
くたくたになって、10時半ころ家に戻る。
2011年祇園祭・宵山へ出かける