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【 2018年4月3日 】 京都シネマ
ヨーロッパ諸国における難民受け入れ問題は右派の台頭を助長し、1国の問題にとどまらない様相を見せている。中でも、難民の積極的受け入れを表明しているドイツ国内の一般庶民の意識はどんな風なのだろうかと、この映画に興味を持っていた。
しかし、映画を観ていると何か問題をはぐらかされているように思えた。どうも一般庶民の意識からはかけ離れているのではないかと。それとも日本よりドイツの庶民生活の方がはるかに豊かで余裕があるということか。
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受け入れかたも、背後にある考え方も何か突飛なような感じがする。そもそも日本だったら、国の予算と施策として漠然と施設なりに受け入れるということはあっても、個人の家に入り込むということはあり得ない話と思われる。陸続きの国と島国との違いなのか。
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それにしても、映画作りのスタンスがしっくりこない。コメディータッチで作るのはいいとしても、「あははっ!」と笑い飛ばしてしまう所と、まじめに考えないといけないところが混在して、「男はつらいよ」の山田作品のよにしっくり受け入れられないのだ。
どこか現実離れしているように思えるのは、やはり自分が日本人だからなのだろうか。
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