この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

『初めての中国旅行』-格安パック旅行で上海・杭州・紹興を訪れる(その1)第1・2日目

2011-11-01 22:58:18 | 山・旅行



               【2011年10月19日~23日】

 ヨーロッパには数回行ったが中国に行くのは初めてである。格安パック旅行に載って、上海・杭州・紹興を訪れる。 

                   


 関空から上海に渡り、そこからバスで上海市内、烏鎮、杭州、紹興をめぐる4泊5日のた旅ある。
 格安のことだけあって、いろいろなことがあった。

 土地が違うとこうも文化・風習が違うものかとびっくりさせられることが多かったがおいおい書いていくことにしよう。


  

 
 日程は、19日の夕方関空を出発して、その晩は上海のホテルに入るだけで観光なし、4泊5日で29800円の格安旅行である。最終日は午前中、上海市内を観光して夕方、中国を離れ自宅に着いたのは夜の12時過ぎ。翌日から通常の勤務が待っていたから、忙しい旅だった。


                                           



 第1日目の夜は、いきなり上海の強烈なネオンの洪水の『夜景パンチ』を受けた。高層ビルの建物全体がネオン塔のようにさまざまな光を放っている。しかも並みの高さではないのだ。上海には地震が無いというから、ビルは上へ上へと伸びている。

             




 そっそくオプションのツアーが待っている。安い分、オプションのツアーが毎日付いていて、後で気が付いたのだが添乗員は旅の案内をするのでなく、オプション・ツアーの勧誘や提携業者の買い物ツアーの案内・勧誘をもっぱらする役割なのだ。「その売り上げが無いと、自分らの給与が出ない」と、裏もさらけ出して泣きついてくるからたまらない。当たった添乗員がたまたまそういう性格の人物だったか、今の中国の平均的な姿なのか、よく分からないが日本だったら(ヨーロッパでも)客に自分のところの台所事情まで待ちだして泣きつくことはしない。こちらは《楽しみ》を買いに来ているのだから。


                                        
                  

 その点航空会社の良いところは客を区別しないところである。機内のサービスは、格安旅行の参加者であろうが、そんなことは関係ない。普段《第3のビール》にしかありつけないのに、なんと声をかければ、『プレミアム』でも『ワイン』でもいただけるのだから、すばらしい。もちろん《ビシネスクラス》とは別だが。


 第2日、20日(木)。朝、7:30起床、8:00朝食。

 



 ホテルは格安旅行にかかわらず、すごく立派だ。朝食のバイキングも、ヨーロッパのそれとは違って、さまざまな料理が並んでいる。パン、コーヒー、お茶、ジュースはもちろん、中華料理も豊富だ。麺類、飲茶、点心、各種の炒め物料理、チャーハン、珍しい食べ物、見たことない果実と何でも並んでいる。注文したら目の前で料理してくれるコーナーもある。これは他の2つのホテルも同様で、ホテルに関しては二重丸だった。「シャンハイ万博」の《おこぼれ》かと思う。


                          



 午前中は、上海市内の観光と恒例のショッピング・ツアー。最初に行ったのは、今の上海・中国の《発展》の象徴である浦東地区の超高層ビルが建つ地域。


 
             

 その中で現在、最高の高さを誇る『上海ヒルズ』の64階展望室に登る。ここからの眺めがすごい。横浜の『ランドマークタワー』の展望台にも、以前登ったことがあるが、その比ではない。


                                           


 下に降り、外に出ると、先ほど見下ろしていたビル群が所狭しと乱立している。隣の工事現場では、来年には『上海ヒルズ』を抜いて最高位を得るというビルが建設中である。


      



 ショッピングをはさんで、次に行った所が『豫園』というところ。庭園と建物が狭い敷地に並び、迷路のような順路に従って見学する。




     




                                           


 古い中国式建物の間から高層ビルが覗く。


   


 
 周囲はみやげ物やら飲食店が並んだ、繁華街が周囲を取り囲んでいる。


                                    


 
 『豫園』の近くで昼食を摂った後、『上海博物館』に入る。4階建てでこじんまりした施設かと思ったら、案外中は広い。もともと博物館にはあまり興味がないが、少数民族のカラフルな衣装の展示と『書』の展示には興味がもてた。


     




 少数民族の衣装は現代のデザインより洗練されているようにも見える。映画『ルオマの初恋』を思い浮かべながら、手の込んでいる綺麗で個性あるさまざまな民族衣装を見る。現代社会にはない、別の豊かさを感じた。


                                    



 残念だったのは、ここの見学時間がたったの1時間しかなかったことである。土器やら農耕器具やら食器や工芸品にはあまり興味が無いが、現代絵画がほとんど無いのと、もう少し時間が欲しかったのが、心残りである。



 夕方、烏鎮に向かう。烏鎮は今回の旅行の《お目当て》の1つである。水郷の街というが、ポスターで見る烏鎮やその他の古い町並みは上海よりずっと魅力的だ。
 むかし、『芙蓉鎮』という映画を観た。それ以来、古い中国の街は、訪れてみたいところであり、1つの憧れである。

 途中、渋滞に巻き込まれ烏鎮到着がだいぶ遅れてしまった。先に夕食を済ませたので、運河を巡る船での観光は、長い時間待たされたすえ、8時半を回っていた。(この辺の添乗員のたはず、段取りも非常に悪いものを感じる。)


                             



 それでも、烏鎮の水路めぐりは情緒があった。柳川の水郷めぐりとベニスのゴンドラを合わせて2で割ったような感じである。丘に上がっての帰路の道筋は京都の『先斗町』の雰囲気である。なかなか趣がある。


  



 しかし、想像していたのはもっと素朴なものだったが、商業ベースで観光化されたものを感じる。聞くところによれば、ある財閥が街全体を買い取り、住民を街の外に全員出した上で、その後に、手を加えて民宿風のホテルにしたり、飲食店・みやげ物やにし、元住民を従業員に採ったということである。
 言ってみれば、街全体を買い取って、1つの『テーマパーク』に作り上げたのだ。ちなみに、ガイドの話によると、ここの宿泊は杭州などの市内のホテルに比べ、格段と高いそうである。

 宿に着いたのは、10時をしっかり回っていた。

   
                                【つづく】



  『上海旅行・その2』へジャンプ



  【フォト・チャンネル】上海旅行・第1・2日目(関空から上海)




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『180°SOUTH』-映像... | トップ | 最近の世の中を取り巻く状況... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山・旅行」カテゴリの最新記事