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【2010年6月19日】 京都シネマ
モーツァルトに関する音楽映画では「アマデウス」が圧倒的に印象に残っているが、この「ドン・ジョバンニ」もまずまずだった。
登場人物が面白い。もちろん「アマデウス」で一躍有名になった『サリエリ』さんはもちろん、『カサノバ』さんも登場する。そして今回のもうひとりの主役は、天才劇作家と呼ばれている『ダ・ポンテ』。
音楽が良かった。特に、バスとバリトンが圧倒的な声量で響いたので、声の主は誰かと公式サイトを見るが、ここの公式サイトはあっさりしたもので、スタッフは監督と撮影担当しか紹介されていない。誰なのだろう。
この種の映画を見る楽しみは、教科書では得られない、作曲家とオペラ等の作品が生まれる背景をそれなりにリアルに描いてくれることだ。できあがった作品を単に聞くだけでは得られない作曲家の葛藤を知ることができる。『サリエリ』の存在は、「アマデウス」で初めて知ったし、今回この「ドン・ジョバンニ」で『ダ・ポンテ」の存在を知った。
折しも、翌日BSで「アマデウス」が放映されていたのを、納得しながら改めて観た。
「ドン・ジョバンニ」-公式サイト