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【 2016年10月9日 】 京都みなみ会館
観るまでは、「どんな映画なのだろう」と半信半疑の淡い期待だけだったが、映画がはじまったら釘付けだった。
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予告編の【宣伝文句】に偽りはなかった。
巧みな脚本は、意外性を備えているだけでなく説得力もある。【あの男が現れるまで、私たちは家族だった】というコピーの意味も徐々に紐解かれていく。
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【 母と子 】
町工場の社長・鉄岡(古館寛治)と不意に訪ねてきた正体不明の男・八坂(浅野忠信)の関係が徐々に明らかになっていく。
家族とうちとけていく。事件が起きる。工員が辞めて新しい行員が入る。
緊張感と意外な展開はミステリーのような緊張感も伴い怖くもある。
『なんという衝撃の結末』とキャッチコピーにあったが、自分にとっては劇中全てが【衝撃】だった。
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【 浅野 忠信 】
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【 筒井 真理子 】
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【 古館 寛治 】
俳優が皆素晴らしい演技をしていた。
浅野忠信、筒井真理子も素晴らしかったが、古館寛治の演技は圧倒的だった。
ひとつ解らないのは、八坂がなぜ娘を殺害しようと思ったのか-その辺の事を-作者の意図として何を訴えようとしたのか、もう一つ理解しずらかった。
作品の動機が、もう少し普遍的な内容だったら、この映画はもっと完成度が高かったと思う。
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『淵に立つ』-公式サイト