遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

萍うきくさ

2022-06-03 16:49:27 | 日記

令和4年6月3日(金)

萍 : うきくさ、浮草

ウキクサ科の多年の水草

根はあるが水面を漂い、繁茂すると水面を覆い隠してしまう。

頼りなく不安定な状態で、一つの所に落ちつかない生活の喩

えに用いられる。

葉と茎の区別はないが葉の状態は扁平な卵形で径4~8mm

程、表面は緑色で裏面は赤紫色をしている。

繫殖力は強く、池沼の水面に青畳を敷いた如くになり、水が

見えなくなる程である。

盛夏(6月頃から)には、細小の白い花を付けるが、人目に

触れることは少ない。

白鳥庭園

 

先年、近江八幡の水郷地帯を訪れた際に「かわらミュージアム」

を訪れた。

ミュージアムは川沿いに在り、直ぐ裏側には川下りの発着場

が在った。 

丁度、客を乗せて川船が出て行くところに出会い、暫し立ち

止まって眺めていました。

船頭がゆっくりと、櫓を軋ませながら進んで行きます。

水面には萍がビッシリと、、、、、、、やがて舟は遠ざかり、

また、元の様に萍が辺り一面に漂っていました。

この時の光景は今でも目に焼き付いています、、、、。

 

今日の1句

櫓の軋み残し萍漂へり   ヤギ爺