令和4年6月22日(水)
蛍 袋 : 風鈴草、釣鐘草
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キキョウ科の多年草、草丈30~80cm
東アジア、朝鮮半島、日本に広く分布する。
山野や林の陰に自生する。
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縁に鋸歯のある長楕円形の葉が互生し、茎と葉には
粗毛がある。
6~7月頃に白、淡紫色の釣鐘形の花を下向きにつける。
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先端の開いた釣鐘状の花の萼は大きくV字に切れ込んで
茄子のヘタのような形をしている。
冬は茎や葉は枯れて根の状態で越冬する宿根草。
地中を横に走るほふく枝を出し、そこから茎を直立させ
株が広がっていく。
子供達が蛍を採ってこの花筒に入れて遊んだことに由来
し、「ホタルブクロ」と名付けられた。
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亦、提灯の古名の「火垂る」から転じてこの名になった
とも伝えられる。
蛍袋は日本では古くから親しまれ、各地には様々な呼び名
が存在する。
トーローバナ、チョウチンバナ、チョウチン、フクロバナ、
ツリガネソウ、フウリンソウ等が在る。
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名古屋の徳川園、白鳥庭園などでも蛍袋の見頃を迎えた。
今日の1句
日照雨来て蛍袋に翅たたむ ヤギ爺
日照雨 : そばえ、俄か雨のこと。