令和4年6月24日(金)
鯖 : 真鯖、胡麻鯖
サバ科サバ属の海魚で硬骨魚の総称
やや冷水域(樺太以南に分布)の真鯖と暖水域(本州中部以
南に分布)に多い胡麻鯖の二種類がある。
体長はともに40cmほど。
真鯖と胡麻鯖の違い、
真鯖は背部が青緑色で独特の流紋があり、比較的沿岸近くを
大群をなして回遊する。
胡麻鯖は腹部に黒い斑点があり、これが名をなす。
胡麻鯖は真鯖よりもなお南方をやはり大群で回遊する。
サバは食用とされるが「鯖の生き腐れ」という言葉があるが、
鯖は非常に腐り易いということで、外見は未だ生きが良い様
に見えるが、中味は腐っている。「生腐り」
鯖は秋季になると脂が乗り美味となるが、これを秋鯖といい
(秋の季語)となる。
我家(高齢夫婦)は肉より魚が好物で、食卓には必然的に魚
が多く並ぶ。
特に鯖は安価で手に入り易いのか、シーズンを通し食する。
カミさんの好物の締めさば、焼き物、煮物等が在り、焼き鯖
寿司は私の好物である。
近年、鯖の漁獲量は年々減少しているようである。
昨年(2021年)は14万4610トン、調査を開始した
1958年以降で最低の漁獲量を更新した。
1985年には84万1511トン、2006年には27万
8430トン、その後は一端下げ止まりをしたが2016年
から再び減少傾向にある。
日本では全ての漁獲量が大幅に減少し問題となっている。
その要因は、地球温暖化や外国船による乱獲等が上げられて
いる。確かに海水温の及ぼす魚への影響はその種類に依って
違うが、他の国(欧米等)では逆に温暖化の影響により、漁
獲量が増えた魚も多いようである。
日本では余り問題視されない魚の餌となる小魚(サンマ、鰯)
を取り過ぎて減少し、その所為で主要の漁獲が減るのを防ぐ
対策がなされている。日本人の味覚で、旬の秋刀魚や鰯等や
イクラ、数の子等を獲り過ぎたとの海外からの批判もあるが、
様々な意見も一度、検証するべきかもしれない、、、、、。
今日の1句
焼き鯖とアツアツの飯御代りす ヤギ爺