令和4年6月16日(木)
捩 花 : ねぢればな、もじずり
ラン科の多年草、原野や芝地等に自生する。
茎は高さ30cm程で柔らかく草のように見える。
葉は羽状複葉で萩に似ている。
6~7月頃に根生の細長い葉の間から10~30cm
の茎を伸ばし、上部に多数の可憐な桃紅色の小花を
咲かせる。
螺旋状に密生して咲くのでこの名がある。
学名のSpiranthes(スピランセス)は、ギリシャ語の
「Speria」(スペイラ)は螺旋、これに「anthos」
(アンソス)花、を加え「螺旋の花」を由来とする。
捩花は日本全土に自生し、ヨーロッパ東部、シベリア
更には温帯・熱帯アジア全域、オセアニア等全世界に
分布する。
江戸時代には愛好家等により栽培される様になって、
「もぢずり」と呼ばれていた。
今では、庭園の芝地や都市部などにも普通に繁殖し
雑草扱いされている。
今朝は公園の草取り日(毎月一度)、
昨日の雨も上がり、お陰で公園の地面が柔らかくなり
雑草が刈取り易くなった。
既に蒲公英などの春咲きの野草は姿を消して、所々に
淡いピンク色の「ねじ花」が咲いていた。
本当にこの花は、螺旋状に茎の周りをてっぺんによじ
登るようにくるくる回って咲いている。
高さは20cm弱、とても可憐な花で雑草扱いで摘み
採るには切ない、、、、、。
今日の1句
捩花や螺旋階段咲きのぼる。 ヤギ爺