大事にすること

炊事をしながら、ふっと思いました。

よく「人生を大事にする」とか、「時間を大事にする」とか、「○○を大事にする」とか言うじゃないですか？

その「大事にする」って、具体的にどういうことなんだろう？って。



私にとって（注：あくまで、「私にとって」のことです）、「大事にする」って、「めんどうくさいけどやること」のような気がしました。

私は、すごい面倒くさがりなんですよ。

大雑把な性格だし、細かなことは嫌いだし、なんでもチャッチャッってやってしまうほう。

そんな性格の私が、何かを大事にする時って、「面倒くさいけどやろうとする」ことのような気がする。


たとえば、キチンとテーブルセッティングして、ご飯を食べる・・・とか。

面倒くさい時は、食べられさえすればいい、って思うんだけど、

そこを、あえて、懐石盆を出して、箸置きを置く・・とかね。

「あ～、面倒くさいな～」って思うんですよ。

でも、あえて、やる。

そんな時、「食べる」という行為、「食べる」という時間、そんなものを大事にしてるな・・って思える。


汚れたお鍋を磨くのも、面倒だけどやる。

お花の水を替えるのも、犬の散歩も、洗濯物を丁寧にたたむのも、手紙を書くのも、手にハンドクリームを塗るのも、窓ふきも、・・・面倒くさいと言えば、面倒くさい。

でも、それを、あえてやる。




人との関係も、物との関係も、

面倒くさいなって思うことを、面倒だけどやる。

ないがしろにせずにね。


その延長線上に、「人生を大事にする」とか「人を大事にする」とかが、あるんじゃないかなぁ～


なんて、そんなつまらないことを炊事しながら考えました。


どうやら、暑すぎて、脳回路が、暴走しかけているのかもしれないなぁ～。

あぶない、あぶない。