年を考えて・・・

いつもなら、母のところに行く木曜日。

体調が悪い、なんて言ったら心配するから、言いたくないのだけど、

いつも行く日に行かない理由を、嘘はつけないし・・・

で、「ちょっと風邪気味だから、木曜日、行けない」と電話しました。

母は、すごく心配して、その後も、「具合はどう？」と、電話をくれました。

小さなことでも、すごく心配する母です。

でも、心配してくれるのは、母だからこそ。

世界中で、一番、私のことを気遣ってくれる人ですから。


その時、言われた言葉。

「昔なら、定年退職の年齢なんだから、仕事も、そんなつもりでやらないと・・・」と、言われました。

母は、私が仕事をすることを喜んでくれているので、

やめることは、決して望んでいないと思うのだけど、

『年々、年はとっているんだから、そのことを考えながら仕事をしなさいよ』という意味だと思います。

何事も、『今まで通り』には、できなくなっていくということ。

母くらいの年齢では、ハッキリ自覚するのだと思う。

今年のお正月、兄たちと話していた時、兄に聞かれたんです。

「仕事は、いつまで（年齢的に）続けて行く予定？」と。

私は、すかさず「死ぬまで」と、答えました。

とっさに答えたんだけど、それが、本心かな・・・わかんない。

しんどいなぁ～って思う時もあるし。

ただ、仕事がなくなったら、ホントに私は、羽をもがれた鳥になってしまう。

仕事が、私を支えてくれているって思うから、それこそ、死ぬまで続けたい。

でも、そのためには、できないことを受け入れつつ、

無理のないやり方を、その都度、その都度、模索しながら進んでいくのだと思う。

まずは、長期計画と、短期計画を練りつつ・・・・


って、今、目の前に、仕事が山積み。

悠長なことを言ってられない！

まずは、この山を乗り越えるぞ！！っと。

それから、やりたいことを、少しづつ叶えていきたい。

「やりたいこと？」

そうね～、まったくお菓子作りをしたことのない人に、お菓子作りの「いろは」から、レッスンしたい。

そして、楽しさを知って欲しい。

技術を教えることはできそうもない（技術ないし～）から、「美味しいお菓子」を作れる「気持ち」を伝えたい。

これは、何グラムでもなく、かき混ぜ方でも、飾りつけでもない。

「素朴だけど、味が深い」「なぜか、わからないけど、美味しい」そんなお菓子が伝えられたらいいな。

それが、私の長期の目標かな。


ついつい調子に乗って張り切ってしまう私に、ブレーキをかけてくれる私の体に感謝して、声を聞きつつ、頑張ります。