まず今回の湯巡り旅で驚いたのは石州瓦の地元のためか、当地域の民家の屋根がほどんとピカ
ピカ光っている瓦葺でした。また日帰り温泉の料金も500円以内と安く、これは掛け流しスタイルの
施設が多いことかも知れません。且つ多くの施設で年齢の面での割引があり、これは高齢者の温泉
愛好者には有難いです。さらに酷道が多いというネット情報に少しビビッていたが、実際は余りそんな
ことはありませんでした。ただ、今回は主として国道を中心に走り、広島県境沿いの山間部は余り走
らなかったので、もしかしたらそちらに酷道が多いのかも知れません。
今回の湯巡りの目玉である温泉津温泉、有福温泉、三瓶温泉、玉造温泉等の共同浴場について
は、全てほぼ入浴出来ましたが、営業時間等の関係もあり、若干の漏れもありました。また、四十数
年ぶりに松江城や出雲大社、さらには初めて珍しい三瓶小豆原埋没林や世界遺産の石見銀山も見
学することが出来ました。
今回は松江を起点にレンタカーで、国道9号線を太田、江津、浜田へと西行し、浜田から山間部の
三瓶、美郷、雲南を経て出雲に、そして最後に起点の松江に戻るというコースである。入浴施設数は
共同浴場が8ヶ所(温泉津温泉2ヶ所、有福温泉3ヶ所、三瓶温泉1ヶ所、出雲湯村温泉1ヶ所、松江
しんじ湖温泉1ヶ所)、日帰り温泉9所(千原温泉、加田の湯、波多温泉、塩ケ平温泉、多伎いちじく
温泉、北山温泉、ひかわ美人の湯、大森の湯、玉造温泉ゆ~ゆ)、宿泊3ヶ所(国民宿舎千畳苑及び
三瓶荘、ドーミーイン出雲)の計20ヵ所である。但し、千畳苑は人工温泉であるが加えた。他に道の
駅湯の川、松江しんじ湖温泉、三瓶荘、美又温泉の4ヶ所の足湯にも入りました。
当地域の温泉には湯色的には乳白色は無く、茶褐色か無色透明が多い。また温度的には激熱か
ら冷鉱泉まであり、湯感的にはヌルスベ感の湯が多かった。総じて個性的な湯が多く、これから人気
が上がる余地があると思います。ただ現時点では訪問したのが平日のためか、多くの温泉街は閑散
としていました。
松江城 旧武家屋敷 石見銀山龍源寺間歩 龍源寺間歩内部
石見銀山旧河島家 大森町の街路 三瓶小豆原埋没林 出雲大社神楽殿