東京五輪開催を目前にして、また東京都に7月12日から日から「緊急事態宣言」が発出される。あの当初の「復興五輪」はどこかに消えて、代わって新型コロナを克服した「安全安心の五輪」が新聞紙上を賑わした。
しかし、東京五輪に対して世間は白けているようであり、私の周囲でも何故か盛り上りに掛けている。一番の原因はパンデミックの最中に五輪を開催する意義が無いということであろう。バッハIOC会長は「ぼったくり男爵」と揶揄され、商業主義に汚された五輪精神は地に落ちた。
東日本大震災の被害者は東京五輪をどう見ているのだろうか?未だにかっての居住地に戻ることも出来ず、苦しんでいる方も大勢おられることと思います。そんな人々の意向と全く拘わりなく、東京五輪は開催されます。
せめて五輪後に新型コロナが拡大しないことを祈るだけです。