東京五輪では金メダルラッシュが続き、国民の昂揚感はピークに達している。一方新型コロナが猛威を振るい、ついに今日(7月31日)東京では新規感染者数が4千人を突破し、国民の間には危機感が充満している。菅首相は人流については減少傾向であり、さらに重症者や死亡者数は以前と比して減っていると宣い、今後についても楽観しているようである。8月2日からは一都三県、大阪府、沖縄県に緊急事態宣言が発出されるが、今までと何か変わった対策が取られているのだろうか?
一体新型コロナとの戦いは何時になったら収束するのか、現時点では全く展望が見えないように感ずる。我々下級国民は収入は減るが、保険料や物価は上がると言う事態に直面している。ところが「焼け太り」では無いが、この状況を上手く利用して空前の利益が出た企業もある。企業間や国民の格差は今回の新型コロナにより、一層鮮明になった。近々富める者はますますと富み、貧する者はますます貧し、中産階級と自負している人々は否応なく階段を上がれるか、落ちていくかの選択を迫られる状況になると思う。これからは高齢者や我々下級国民にとっては厳しい生活が待ち受けている。この事態を打破するためには近々行われる予定の総選挙において、我々が等しく持つ「一票」の権利を行使し、「忖度政治」と完全に決別する必要がある。でも駄目でしょうね、大多数の国民は従順ですから、現状維持を望むでしょう。