田舎人の徒然日記

退職後を故郷で暮す1948年式男の書き散らし

瓦屋根への未練

2014-02-13 | 日々の暮し
 築、約120年の家を取り壊し、夫婦の老後生活用の家を再築してから約1年が経過しようとしている。
 段差なし、動線最少、オール電化。
 全てが合理的にできている。


〔これは鶴の屋根飾り(画像クリックで拡大)〕

 体力をなくしていた父母が生きている間に実行したかったが、親は消極的だった。
 (風呂、トイレ、移動が少しは楽になろうと思ったのだが)
 田舎の家ゆえ、親には親なりの思い入れがあるのだろうと受け入れた。

 両親が亡くなり、実家を引き継いだ責任において旧家を解体し「次」への態様を決定した。
 近隣の評価は、「もったいない」、「よく決断した」に分かれた。


〔瓦屋根は子ども時代からの風景(画像クリックで拡大)〕

 将来に対する決断は間違っていなかったと思っている。
 ただ、今の家は重心の関係から屋根をガルバニュウム葺にしたが、少年時代の記憶からか、瓦屋根を見ると未練っぽい気分になる。
 我が頭には、日本の家は瓦葺・・・が刷り込まれているようだ。
 だが、時代の流れに沿って現実は変わっていく(予算もあるし)。
 (ご先祖様、怒ってはいないでしょうね。仏壇は綺麗にし、お墓参りにも行ってますので何とぞ・・・。何事も「永久」はないですから)