〔侘助の如く清楚に生きたし〕
沖縄県知事は昨日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古沖への移設に伴う埋め立て工事に向けたボーリング調査などを1週間以内に停止するよう、沖縄防衛局に指示した。
指示に従わなければ、昨年8月に前知事が出した「岩礁破砕許可」を取り消すとしている。
これに対し、菅偉官房長官は本日午前の定例会見で「沖縄県知事の指示を受け入れない姿勢を明確にした。
そして沖縄防衛局は、沖縄県知事の指示を不服として、林農相に執行停止申立書と審査請求書を提出した。
農林水産省は、防衛局と沖縄県から意見を聞き、結論を出すことになるが、同省は政府機関だ。
自民・公明が牛耳る政治の現状では、結果の分かった阿呆らしい「出来レース」となろう。
政府は、アメリカとの関係もあろうが、日本国の政府であるのだから、まずは自ら国民である地元の人々の意見を聴くべきでないのか。
機械的に結論ありき的な「手続き」に乗せていいのか。
国内に沖縄の恨み、怨念を溜め込んではならない。
それができないなら、安倍政権の薄っぺらさに改めて失望することになる。