報道ほどに関心湧かず
ブラジルでオリンピックの開会式があった。
今回は、現地の治安問題、ロシアのドーピング問題、ブラジル大統領の問題、それ以前に日本では競技場やシンボルマークのドタバタなどもあり、うんざりしていた。
スポーツマンシップより、国家のメンツや関係団体、企業利益誘導優先のイベントになっているのではないか。
そうした先入観から関心が薄れ、今日が開会式ということが記憶から飛んでいた。
今日は71回目の原爆忌でもある。
被爆者の平均年齢が80歳以上となっている。
「71」の数字から、当時10才代の子どもだった人が今は80歳を越えていることを実感する。
惨禍と平和の語り部が減っていく。
原水爆禁止運動を維持することが犠牲者に報いることであろう。
核を手に核開発を禁止しようという国。
一方で、国の保全のために核を保有すると公言する国。
矛盾が満ち満ちる今である。
結局、人類、仲良くはなっていないということだ。
ブラジルのオリンピックの入場行進。
皆、笑顔だが、国レベルでは別の顔になるかも知れない。
実は、その解決こそ平和にとって大事な事なのだが。