田舎人の徒然日記

退職後を故郷で暮す1948年式男の書き散らし

なぜか今夕は昔のことを

2017-03-09 | 日々の暮し
 一人、酒を呑んでいると想いは過去に向かっていく。
 小生の同級生は2人いたが2人とも既に旅立っている。
 地域の年齢構成から、この年代の役割分担要請が小生に来る。
 なので、今、お前らの分も俺がやってるんだぞ・・・、生き戻ってこい、などと心の内で愚痴るわけだ。
 そんなことを思ってもせんないこと。

 だが、楽しいこともあった。
 クリ泥棒は面白かったなあ。
 Aは竹竿、小生、ドンゴロス、Bは見張り番の役割で村はずれに集合。


クリ泥棒、ワクワクしたもんだ(ネット借用画像)

 現地。
 見張り番Bの指示でドロボー開始。
 Aが竹竿でクリの木の枝を力の限り叩きまくる。
 小生は落ちた物を小枝ごと手あたり次第ドンゴロスに入れる。
 Bの帰る!の一声で村に向かって走る。

 戻ると小生の家の長屋門(当時はあった)の軒下で獲物を3人平等に分配して解散。
 働きに少々の違いがあろうと「共に行動した者に区別なし」という暗黙の規律があったわけだ。
 今は必ずしもそうでないように思う。

 「イジメ」なるものが多発している現代。
 どこで何が壊れたのか(壊されたのか)。
 人間、どこでどうなるか分からないのだからお互いの「やさしさ、配慮、気遣い、いたわり」などは当然だろうに。
 こんなこと、普通に生きていたら分かりそうなものだ。

 社会は真の意味で発展しているのだろうか。
 楽観できない未来です。
 が、小生の余生はそれほど多くもないので、それに比例するぐらいの憤慨に止めておきます。