南京の報道では、「79年前の今日、----」などと盛んに、79年前の南京事件を取り上げている。
79年前、国民政府の首都南京を攻略することによって、戦争を終わらせることができると考えた日本の軍部は、上海戦で消耗し、十分な補給体制のないまま、一気に南京攻略に突入した。
上海派遣軍と第一〇軍からなる中支那方面軍に編制された総勢20万の日本軍が、上海から南京に向かって攻撃を開始、12月6日からは南京の城壁に直接攻撃を開始。
翌7日には蔣介石夫妻はアメリカ人パイロットの操縦する飛行機で南京を脱出、その他の南京政府の要人、ドイツ人軍事顧問団(当時ヒトラーは国民政府軍に武器と軍事技術援助を与えていた)もひそかに脱出し、南京防衛にあたったのは唐生智司令官の下でかき集められた補充兵や新兵だった。この南京防衛軍は撤退を命じたがその指揮命令も混乱し、多数の兵士が武器を捨てて市民と共に逃げまどう状況となり、13日早朝ついに陥落した。
その後は敗残兵掃討が行われ、一般市民も多数犠牲となった。
安倍首相が真珠湾を訪問するとの報道があるが、中国では「どうして南京に来ないのだ」など批判が多い。「13日はもうすぐだ(中国政府は12月13日を南京事件の「国家哀悼日」に定めている)」「真珠湾の前に南京に来てひざまずけ」「大虐殺の30万人の英霊が待っている」などと。
批判ばかりが報道され、日本が南京の城壁の補修に尽力したことなど、まったく話題に上がらないのが一例で、険悪な日中関係のもとでは、日本の首相が南京に来る事はないですね。
ところで、安倍首相の真珠湾訪問は、なぜ、この時期に発表されたのだろう?もう少し遅らせることはできななかったのだろうか? 中国側を刺激することを考慮したんだろうか? ->こちらの新華網での批判を参照
日本の政府・外務省はアメリカばかりを見ている外交ですね。
今年の12月13日はやばそうですね。
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