やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

イトーヨーカドー、中国から撤退?

2016-06-05 | 食事・食物
イトヨーカ堂人民日報が、「ヨーカドー 北京撤退が秒読みか 大興店も来月閉店」との記事を報道した。

イトーヨーカドーは、1997年11月、海外支店の第1号として、華孚貿易発展集団公司との合弁で、成都伊藤洋華堂春煕店がオープンし、次いで、北京市にも進出した。

2015年(平成27年)10月現在、北京市に1社5店舗成都市に1社6店舗を展開している。

人民日報の報道では、
「市場の動きに合わせて変化できなかったことが、北京のヨーカドーが2008年以降、業績の悪化に苦しみ、ここ2年ほどマイナスのシグナルを絶え間なく出すようになった原因だ。
唯一業績が上向きのヨーカドー食品館も建物のオーナーが変わったため何らかの変数に直面しているといえる。赤字は積み上がり、ヨーカドーの北京撤退は秒読みなのだろうか」と。

2005年の中国における反日活動の際に店舗が被害を受けたものの、現地人などから「腐った商品が陳列されていない」という理由から人気が高い。

董事長の麦倉弘氏の献身的な努力で、2012年には全体で80億元の売り上げを上げ、中国小売り業界では第16位の営業をしてきた。

2012年暮れ頃には、イトーヨーカドーの成功話など、持て囃されていた。

2014年:華糖ヨーカ堂の売り上げ=318億円(18.5億元)
2014年:成都イトーヨーカ堂の売り上げ=706億円(41.1億元)
18.5+41.1=59.6億元 (2012年の80億元に比べ) 25%Down

いったい、どこで歯車が狂ったのだろうか? 人民日報の報道は???

セブン&アイ・ホールディングスの子会社であり中核企業であるヨーカドーだが、鈴木敏文会長の退任もあり、今後どうなるのだろう?

<追記>
塙昭彦氏(セブン&アイ・フードシステムズ社長)の退任で空席となっていた中国室長には、前執行役員中国副室長の麦倉弘氏が常務執行役員に昇格した上で就任した。←こちら

麦倉弘氏の復帰かな?


トップへ戻る(全体表示)


コメントを投稿