キリスト教徒が多いことで知られる中国浙江省温州市で29日、完成目前だった教会堂が「違法建築」を理由に当局により強制的に取り壊された。
取り壊されたのは同市の三江教会堂。28日から重機複数台が作業を始め、29日には建物の原形が見えなくなった。
信者によると、三江教会堂は約2千人の収容が可能で、温州でも有数の規模となるはずだった。
工事が内装を残すだけとなっていた3月、地元当局が突然、建築面積が当局の認可より大幅に増えているとの理由で超過部分の取り壊しを命令。
これに反発した信者が21日ごろから当局による取り壊しを阻止しようと教会堂に泊まり込んだり、周辺で千人規模のデモを行ったりしたという。→4月29日MSN産経
信者の増加で存在感を高めるキリスト教会に対し、地元政府が圧力を強めているようだ。
中国サイト情報では、建築許可面積が、1800m2の処、実際は10,000m2を超えていたと。
取り壊されたのは同市の三江教会堂。28日から重機複数台が作業を始め、29日には建物の原形が見えなくなった。
信者によると、三江教会堂は約2千人の収容が可能で、温州でも有数の規模となるはずだった。
工事が内装を残すだけとなっていた3月、地元当局が突然、建築面積が当局の認可より大幅に増えているとの理由で超過部分の取り壊しを命令。
これに反発した信者が21日ごろから当局による取り壊しを阻止しようと教会堂に泊まり込んだり、周辺で千人規模のデモを行ったりしたという。→4月29日MSN産経
信者の増加で存在感を高めるキリスト教会に対し、地元政府が圧力を強めているようだ。
温州では教会を管理する共産党系組織に入らない非正規の教会が公然と活動、取り壊された教会も傘下に入っていないとされる。
中国当局は特に党の管理が届かない非正規教会の影響力拡大を警戒しており、取り壊しには、こうした危機感が影響している可能性もある。信者からは「宗教弾圧だ」との声も上がった。→4月29日47NEWS
中国では、貧富の格差などさまざまな社会問題を背景に、都市部と農村部の双方で、キリスト教徒が急増し、その数は1億人に上るともみられている。
浙江省の台州や舟山でも、教会の十字架を取り外すなどの動きが出ている模様。
中国政府は、当局の管理を超えてキリスト教が広がることは、共産党の政権基盤を揺るがしかねないと警戒しており、教会の取り壊しという極めて異例な措置をきっかけに今後、キリスト教への圧力が強まるのではないかという懸念が出ています。取壊し映像→4月29日NHK
追記です:
中国サイト情報では、建築許可面積が、1800m2の処、実際は10,000m2を超えていたと。
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