ヒッチコックの「鳥」を観た。
観たのはこれが3回目だが、まだまだいろんな発見があって面白い。
実はこの映画には音楽が無かったんだって分かったのも今回。
俺は中学生時代100匹ぐらいの小鳥を飼っていた。
鳥は大好きで、この映画を観ても「気持ち悪りー」とは思わなかったが、
人によっては、これで鳥嫌いになる人もいるだろうな。
日本にいる鳥は、あまり人間に攻撃してくることは無いと思うが、
以前テレビで、池袋駅近くの交差点で信号待ちをしている中年男性の後頭部を、
カラスが蹴るシーンを観たことがある。
何度も蹴っていたので、あれは攻撃かもしれない。
コンカレの前校長O氏に酒の席でその話をしたことがある。
「池袋の駅前でカラスに頭蹴られてた中年男がいたんですよ。
何度も蹴られてて、なんだか可哀想と言うか情けないと言うかマヌケと言うか・・・」
って言ったら、
「俺、池袋駅前でカラスに頭を蹴られたことがある。
テレビに出たのは俺かもしれない」って言われた。
ジョン・レノンは５年間主夫をした。
そしてその後に出したアルバム「ダブル・ファンタジー」は500万枚以上の大ヒットとなった。
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ダブル・ファンタジー |
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EMIミュージックジャパン |
このアルバムはそれまでの刺々しさが消えて、おとなしい、穏やかな曲が多い（もっとも全体の半分を占めるヨーコの曲は全然違う印象で、ちょっと激しいけど）。
俺はジョン・レノンほどの素晴らしい仕事をしてはいないが、それでもたぶんジョンと同じように主夫を楽しんでいる。
ジョンも料理をしていたらしいが、俺も結構やっている。
この3日間で妻と息子に作った弁当を見せてしまう。
今日（右の大きい方が息子、左のが妻）。
昨日（妻と息子同じものを作った）。
一昨日（右が息子用、左が妻用）。
旨そうでしょう？
火曜日はパチンコのチラシが多く入る日だったっけ？
チラシ全体の約85％の量。
昨日はこれ。
以前より多いことは間違いない。
タイトルはいわき市長の発言らしい。
「東電から多額の賠償金を貰っているのに、働かずにパチンコに行っている人が多い」という話はだいぶ前から聞いていたし、昨日の毎日新聞や週刊誌でも見た。
これに対し、避難して来た方達は、「働こうと思っても仕事がない。働けば失業保険も貰えない。」と言っている。
「仮の町」構想についていわき市長は「国、県からの話もなく、報道が先走っている。行程表も示されていない」という。
どっちも受け身だな。若者には駄目と言っている指示待ち。
いわき市長は率先して近隣の住民を受け入れる姿勢はない。
どっかの市長みたいに自分が国を動かすぐらいの気迫もない。
いわき市民のことを考えると避難されている方を受け入れたくないというのが本音なんだろう。
でも双葉郡の人たちが困っているのは間違いない。
避難して来た方達の中には働く気がない人もいる。働かなくても十分暮らしていけるし。
しかし働く場所がないからパチンコ、というのはどうなんだ？
いろいろと支援してくれる人がいる中でどっちも情けないぞ。
俺が尊敬する人物は木枯らし紋次郎である。
ニヒルだ。信じるのは己の腕だけ。
他人とのかかわり合いを避けようとして、「あっしには関わりのねぇこって」と言うが、結局困った人を助ける。
この人は一日に何キロも歩く。たぶん50キロぐらいは歩くんだろう。
それに倣って俺も歩くことにした。
目的は磐城三十三観音の札所第一番、「北目観音」。
自宅から10キロ強の距離である。
往復するのに、木枯らし紋次郎だったら半日だろう。
天気もよく、快適に歩くことができて、2時間10分で、北目観音に到着。
ここでスケッチしたり、昼ご飯を食べたり、放射線量を測ったりした。
一人でぶつぶつ般若心経を唱えた。ちなみに俺は車の中で般若心経のCDを流しながら運転しているので、般若心経は上手い。
ここで「お金が手に入りますように」っていうお願いをしたら、帰る途中、開発の仕事が来た。
さすが観音様だなぁ。
