地上で一番生物量が多いのは虫。つまり、陸上に住む動物を全部集めたら、そのほとんどが虫なの(想像するだけで鳥肌が立つ?)。
地球がどんな生物かを生物の数で決めるとしたら「虫の惑星」以外にないでしょう。
と言ったのはダニエラ・マーティンさんである。
私が虫を食べるわけ | |
ダニエラ・マーティン | |
飛鳥新社 |
ヒトは草食動物じゃない。だから巨大な胃袋を発酵タンクみたいにして、植物の繊維質を消化するような器用な真似はとても無理。肉食動物でもないから、栄養のほとんどをほかの動物の肉に頼っているわけでもない。私たちはれっきとした雑食動物。だから何でも食べるし、「雑」の中には動物も含まれる。それが虫だったらなぜいけない? 虫は短期間で増やすことができて、資源もたいして必要とせず、地球の生物の中で最も数が多い。なのに、目障りだからっていうだけで無数に駆除されてきた。
この世に一番たくさんあるものを、活用しない手はないでしょう?
とも書いている。
エビやシャコやアワビやカタツムリを食べるのには抵抗がなくても、虫は嫌いというのは先入観がもたらすものだろう。
私もイナゴや蜂の子は好きだ。
以前蚕の蛹の缶詰を食べたこともある。
今回は生の蚕に挑戦。
食べた。
予想通り、大変甘く、それなりに歯ごたえもあり、大変うまかった。
妻が買ってきてくれたおみやげ。
次は繭と成虫に挑戦しようと思う。