いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

「サマーウォーズ」

2024年07月31日 | 映画

どうでもいい話ですが、7月31日は13時半からいわきPITで「ブリング・ミンヨー・バック」を観るか、12時からまちポレいわきで「サマーウォーズ」を観るか迷い、「ブリング・・・」はその日が最終上映だからそっちにしようと決めていました。手帳にも書いておきました。

そして今日、なぜか私は12時にいわきPITに行き、入口の女性に「サマーウォーズ」観に来ました、と言っていました。

女性は怪訝そうな顔をして「ここではやってません、まちポレさんじゃないですか?」

観るべき映画と時刻を間違えてました。すぐにまちポレに移動し、「サマーウォーズ」上映には間に合いましたが、歳はとりたくないものです。

こっちじゃなかったんだよな、と思いながら2時間映画を観ていました。

「サマーウォーズ」は最初に上映されたのが15年前。

その時には観ていなかったので、リバイバル上映の今回、近々観ようとは思っていました。

15年前なので、登場人物がみんなガラケーを持っている以外は、今の映画と言ってもいいぐらい現実的でした。

SNS、AI、仮想世界、サイバーテロなどが出てきます。

仮想世界OZに突如現れてさまざまなトラブルを引き起こすAI(ラブマシーンという名前がつけられていました)。

そしてそれに立ち向かうのが、田舎(といっても長野県上田市)の武家の末裔たち。

大勢の親戚が、絆を武器にラブマシーンに立ち向かいます。

「どんなハイテクなネットワークよりも、家族の絆は何よりも強力なネットワーク」というのがテーマのようです。

そこに高校生男女の甘くて酸っぱい恋が絡みます。いいですね、こういうの。

なにより、最後にラブマシーンと人間が花札で勝負するというところがナイスです。

アニメーションは現実世界は非常に細かく描かれ、仮想世界は淡白で単純な描き方でした。

その辺りも細かいこだわりを感じました。

 

パンフレットには「こいこい」の遊び方が載っていました。

20歳前に高専の寮で花札をやって先生に見つかり叱られたのを思い出しましたが、久々にやってみたくなりました。

それからパンフレットで知ったのですが、仲里依紗さん(最初の上映時20歳)が38歳のおばさんの声で出てたんですね。

全く気づきませんでした。

下は来場者特典のミニ花札です。

全部で4種類(4DX上映限定を入れると5種類)あるようです。

これは当たりかな。

最後に、いわきPITの受付の女性の方、駐車場の割引券ありがとうございました。助かりました。

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「夜が明ける」

2024年07月26日 | 

重くて暗い内容でした。

手首を切るところなどは、冷静に読むことができませんでした。

「夜が明ける」という題なので、最後は明るく終わるのだろうと思いながら読んでいましたが、微妙な暗さを残したまま終わりました。

 

15歳(高校生)の時、「俺」はアキ(男性)と出会い、親友になります。 アキは長身で暗い顔つきで一見強そうですが、吃音で母親にネグレクトされていました

アキは高卒で劇団に入り、「俺」は大学卒業後、テレビ制作会社に就職します 。

しかし、アキは慕っていた劇団の主宰から「怖い」と言われてしまいます。「俺」はADとして寝る時間もないような状況で働きますが、ディレクターから罵られたり、タレントからハラスメントを受けたり、理不尽で超ブラックです。

二人とも少しずつ心身を壊していき、貧困の中でなんとか生活を続けますが…。

著者は小泉今日子さんとの対談の中で「政治が国民にどう向き合うべきかということを書いたつもりです」と話していらっしゃいました。

ヤングケアラー、貧困など、普段あまり意識したことがありませんでしたが、この小説の「俺」やアキのような若者はいるだろうし、日本にも貧困はあります。

小泉さんの言葉を借りますが、自分が何もしなくても国や経済は成長するのが当たり前で、政治や日本という国のありようについて深く考えなくても生きていける、と思っていました。

でも、苦しんでいる若者がいるということにもっと目を向けなければいけないと強く思い知らされました。

 

以下、印象に残った文章をいくつか。

 

世界に目を向けてみろよ。どれだけの不幸がある?飢えと貧困に苦しんでる子供達。体を売らなければならない女達。戦争で命を落とす男達。俺たちは、そんな人間達の不幸の上にあぐらをかいているんだ。最近の若い奴は甘いよ。仕事がしんどければすぐ辞める。上司にしごかれたらすぐ辞める。それは贅沢だよ。仕事を選んでる時点で、そいつらは恵まれてるんだ。無事に学校に行って、命が脅かされない状態で勉強が出来るだけで、恵まれてるんだ。

 

この世界には、誰にも知られていない不幸がある。
自らに与えられた環境に疑問を持つことが出来ず、ただただ現実を受け入れるしかなく、慢性的な、もはやその怒りで自分自身を殺してしまいかねないほどの怒りを抱えながら、生きていくしかない存在。

 

日本礼賛番組が増えたのも、彼らの存在が大きいと言われている。高度経済成長期を経験した、つまり「頑張れば必ず上向きになる」ことを信じ込まされてきた彼らは、日本の経済がどう頑張っても傾き続けていること、日本の「国力」が弱まっていることを受け入れられない。だからか、日本の職人技や技術が世界で称賛されているのをみると安心する。世界において日本が「さすが」と言われているのを見たいのだ。

 

でもいつからかな。恨むことが負けだと思うようになった。恨んでたら、恨んでる側が弱いんだって。
強い人は恨まないんでしょう?弱いから、弱さの中にいるから恨むんでしょう?
誰かの、世界の優しさを信じられないのは、その人が弱いからなんでしょう?

 

500ページを超える長編でしたが、わりと早く読み終えました。重いですが、読みやすい小説でした。

次は夏らしく明るい小説を読もうと思います。

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「関心領域」

2024年07月10日 | 映画

アウシュビッツ収容所と壁1枚を隔て、隣に住む家族の話です。

その家族は川辺で遊んだり、綺麗に整備された庭の花を愛でたり、プールで遊んだり、牧歌的に過ごしています。

素敵な妻、元気に学校に通う子ども。幸せを絵に描いたような家族。

しかし、夫は収容所の責任者で、どうやったら荷(ユダヤ人のこと)を簡単に処分できるか、自宅でナチスの幹部と会議をしたりしています。

 

映画は強制収容所の中には触れず、淡々と暮らす家族を映します。

煙突から出る黒い煙、炉か何かの重低音、腐臭、時には銃声もある中で、家族は何も起こっていないような安穏とした生活を続けます。

 

今でも世界では戦争や虐殺、ジェノサイドがあります。監督はそれを見てみぬふりをしている私たちに向けて、メッセージを送ったのでしょう。

ホロコーストを風化させないという意図もあったと思います。

私たちの関心領域を測られているような映画でした。

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久しぶりにシーバス釣りに行きました

2024年07月09日 | 釣り

1年ぶりくらいかなと思います。息子と2時間ほど、近くの川に行ってきました。

釣り始めて5分後にアタリがありましたが、足元でバラしてしまいました。

60cmぐらいのシーバス。ちょっと焦ってしまいました。

気温は高かったものの、川面を撫でるように吹く風が爽やかで気持ち良く、あっという間の2時間でした。

ちなみにアタったルアーはCOREMANのPB13(チャートバック)。

デイゲームでは実績のあるルアーです。

ブレード(羽根のようなもの)がついていて、掛かりもいいのですがバラシが多いのが難点。

でも魚との駆け引きは楽しかった

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久しぶりにタコ釣りに行きました

2024年07月07日 | 釣り

昨年は釣れなかったのであまり期待していませんでしたが、1時間ほどツンツンしていたら1匹連れました。

この時期にしてはまずまずの大きさかと思います。

これから本格シーズン、今年は楽しめそうかな。

あおいさん、また行きましょう!

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