「あさくさの子供」

昭和14年の作品だから第二次世界大戦が勃発した頃です。

浅草は山手あたりと比べると格下に見られていて、貧しい生活に加え、勉学においてもレベルが低いと思われていたようです。

 

もともとあさくさというところは、東京の中でも一番いけないことが、一番多く行われているところのように思われているでしょ。不良やたかり、万引き、人殺し、そんなものがふんだんにあるところのように思われているの

 

なんて記述もあります。

 

浅草小学校6年の担任江礼と子供たちのふれあいの物語。

「星子の章」、「桂太の章」、「律子と欽弥の章」の3部作からなります。

星子は素行が悪いいわゆる問題児。不良仲間と遊んで命が危なくなります。

桂太の家は母子家庭。貧困だし病気もあって大変苦しい生活をしていますが、母親はがんとして他人の親切を受け入れません。

律子と欽弥は互いに惹かれ合いますが、親も先生も二人をが仲良くなるのを阻止しようとします。

 

先生をしていれば今でもあるだろう問題です。江礼先生は星子、桂太、律子に対して異常とも思える愛情を注ぎますが、それが必ずしも吉とはなりません。

作者は実際に浅草小学校の先生だったので、自分の経験が元になっているのでしょう。

私もかつて教鞭をとっていたし、母が小学校の教師だったので主人公の心の動きがよくわかって、なんとなく昔を思い出したりして、どちらかというと苦しみながら読み終えました。

春の予感 その２

今日も穏やかな気候だし、息子は休みだし、釣りに行くことにした。

いわきはちょっと車をとばせば海でも川でも釣りができるのが嬉しい。

1、2時間の釣りだけど、結構実績のある場所。気合を入れて竿を出したところ、すぐに当たりが。

で、竿を上げてみたらグーフー。

(そんなに怒らなくても・・・)

これはヒガンフグでしょうか。

この辺じゃ年がら年中釣れるみたいだけど、一応春の魚。

そして結局これ1匹。

今年もこんな感じなんだろうな、たぶん。

春の予感

今日はコロナウィルスの関係でぽっかり時間が空いてしまったので、天気も穏やかだし散歩をすることにした。

近くにはタンポポや梅の花。

口ずさんだ歌は「ふるさと持たないあの人に〜」とか「春に誘われたわけじゃない〜」。

南沙織さんは見た目は夏だけど、私の中では春のイメージ。

私は天地真理より小柳ルミ子よりこの方が良かった。

小さい家の庭にもふきのとうや福寿草が地面から出てきた。

いわきの春はもうすぐ。

コロナがどっかに行ってくれて、花粉が少なくなればいい季節なんだけど。

明神山

天気がいいので家族3人でいわき市田人町の明神山（標高751m）へ。

登山道は多祁神社から始まります。

 

大きな杉が多いので、花粉の季節には来ない方が良いです。

 

整備された登山道、急坂も少なく、1時間ちょっとで登れる優しい山でした。

 

広い頂上からは太平洋も眺められ、いい景色。

 

昼過ぎに下山し、近くの食事処ながせでソースかつ丼をいただきました。

ボリュームタップリで味も良く、リピート決定。

いい休日を過ごせました。

こんなものを買った その13

和菓子

の形をした蝋燭。

1月22日は母の誕生日。

生きていれば93歳。

亡くなってからもうすぐ10年になる。

今日はこれをつけて手を合わせよう。