いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

ポレポレ映画祭 その1

2018年02月21日 | 映画

息子と観た。

1000円で4本はありがたい。

1本目の「人生フルーツ」。
 
この映画の舞台は名古屋近郊の高蔵寺ニュータウン。
東京の多摩、大阪の千里と共に3大ニュータウンと言われていて、入居開始は昭和43年だからニュータウンとはいえかなり古い。
このニュータウンを設計して住んでいる津幡修一さん(90歳)と奥さんの英子さん(87歳)の生活の様子を淡々と映像にしている。
敷地内の雑木林で沢山の野菜や果物を育て、料理を作って楽しく静かに暮らしている。
ドキュメンタリーってプロデューサーの意図が見え隠れしてあんまり好きではないが、これは良かった。
大好きな「東京物語」とか「山の郵便配達」みたいに、生活の一部を切り取っただけで、クライマックスも何もないのに、何故かじぃーーーんとくる。
途中から涙が止まらなくなって、隣の息子に気づかれないようにするのが大変だった。
 
 
この映画を観て感じたことは、経済活動を追い求め、経済指標をあげることが、必ずしも幸せに結びつかないのではないか、ということ。
 
「家ばっかりの住宅地は人間的ではない」、「何もない場所を作っておくべきです」、「ニュータウンを設計した人はみんな都会にいってしまう。それは駄目です」など、いわきニュータウンの設計者に聴かせたい台詞もいくつかあった。
 
アンコール上映してくれないかな。
思わずこんな本まで買ってしまった。
ききがたり ときをためる暮らし (文春文庫)

つばた 英子、つばた しゅういち

文藝春秋
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

苦節358日

2018年02月19日 | エッセイ

年賀状に出そうと思って余ってしまったはがき。

何とかしようと、昨年2月から始めた新聞のクイズへの応募。

毎週出していたが、全国紙だからなかなか当たらない。

これが当たらなかったらもうやめようと思っていたら当たった

久しぶりに「やったーっ」って叫んでしまった。

息子の名前で出したのが良かったかな。

2000円の商品券を得るのにその2倍は郵便代として使っている。

でもボケ防止にいいからもうちょっと続けようと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日は旧正月

2018年02月16日 | エッセイ

日本海側は昭和56年以来の大雪らしい。

その年、私は新潟の長岡市に住んでいた。

1時間もすると車の上に雪が積もって、大きな雪だるまのようになってしまったことを覚えている。

車道まで3mぐらいなのに、車を道路に出すまで半日がかり。

深夜2時頃、家の近くで動けなくなった車を助けたこともあった。

 

日本は広い。

いわき市の我が家付近にふきのとうが出た。

もう少し膨らんだら私の胃袋に収めてあげますね。

 

先週には梅も咲いた。

 

長岡にいた頃、雪の朝、雪かきは大変だったが、その後のビールは大変うまかった。

雪国の皆様、春はもうすぐです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛すべきばか

2018年02月11日 | エッセイ

面と向かって「馬鹿」とか「アホ」なんてなかなか言えないものだが、ネットだとすぐに「馬鹿」発言をする人がいる。

10年前に出た「わしらは怪しい雑魚釣り隊」をようやく読んだ。

この本の中にも「ばか」という言葉が度々出てくるが、それは自分たちに向けて発していて、むしろ誇らしげに自らを「ばか親父集団」と称し、数々の伝説を作り上げている。

わしらは怪しい雑魚釣り隊 (新潮文庫)
椎名誠

新潮社

椎名誠の本は、「人生ってこんな気楽でもいいんだな」といつも思わせてくれるが、この本もその例にもれない。

鯛だのヒラメだのが釣れると、「ばかやろう!ヒラメなんか釣りやがって、刺身にしかなんねえじゃねえか」と罵られ、ゴンズイだのヒイラギだのネンブツダイだの、軽んぜられて悲しい運命にある雑魚たちを中心に狙っているという時点でかなり怪しい。

しかし実に楽しそうなので、できれば仲間に入れていただきたい。

ここに出てくる親父たちもばかだが、読んだ私もばかだと思う。

 

先日NHKのニュースウォッチ9にみうらじゅんさんが出ていて、「Keep on ばか」であることの大切さを話していた。

みうらさんは駐車場の「空あり」の看板に般若心経の真髄を見出した。

「空」とは仏教の世界では実体のないものだが、それを「あり」というのは相当深い哲学が解かれているはずだと思ったらしい。

それ以来街の中の般若心経の文字、「般」「若」「波」「羅」などを見つけては写真を撮るようになった。

そのばかさ加減は産経新聞のこの記事にも詳しく書いてある。

今、みうらさんが集めたものが川崎市民ミュージアムに展示されている

ばかなことをやり続けるのも実はカッコ良かったりする。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いわき芸術文化交流館(アリオス)でのTFC55

2018年02月10日 | エッセイ

東儀秀樹、古澤巌、coba、この内の一人だけのコンサートでも行ったと思うが、3人揃ったらそりゃぁ行きますわ。

ライブはどれもいいが、涙が出るほど心が動くものはそうはない。

最近ではキリ・テ・カナワさんの歌声を聴いた時に震えるような感動を味わったが、それももう3年近く前。

今日のTFC55(東儀、古澤、coba、55の意味はわからない)ではその時以来の深い感動を覚えた。

 

この3人が街を歩いていたら、ニヒルなおやじと、にこにこしたおやじと、ややあぶないおやじなのだが、演奏するとすごい。

超絶なテクニックである。

 

前半最後の曲の前に東儀さんが、「この後の曲を演奏している間、自由に写真を撮っていいですよ。SNSにもどんどん載せてください」と粋なはからい。

前から2列目だったので、大きく撮ることができた。

 

ところで、私の前にいたおばちゃん達、じゃなくてご婦人方は、いわゆる追っかけというやつで、立ち上がって腰を振り、ノリノリで両手を大きく開いて拍手していた。

そのノリに私もつられ、「コバーーー!」なんて叫んでしまった。

ご婦人方は関西弁を話していたから、遠くから来てくれたんだな。

 

私の右隣のお年寄りは80歳を超えていたと思われ、東儀さんが「さぁみんな立って」って促した時に、よろよろと立ち上がり、周りのみんなとは全く違ったテンポで手拍子を打っていて、それを見ていた私も調子が狂ってしまった。

 

左隣のご婦人は私が、「巌〜」と言うと、その直後に「いわおー」と言い、私が「ありがとう!」と言うとすぐに「ありがとう」と言うコダマのような人だった。

周りの人を観察するのも面白い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする