はじまりの日 | |
ボブ・ディラン 作 ポール・ロジャース 絵 アーサー・ビナード 訳 |
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岩崎書店 |
ボブ・ディランの「フォーエバー・ヤング」が絵本になっていたので買ってしまった。
この歌、割と好きだし、卒業アルバムに「いつまでも青春!」なんて言葉を書いたこともあるし。
ボブ・ディランの歌詞は難解なものとすごく分かりやすいものがある。
前者の代表が「ライク・ア・ローリングストーン」や「見張り塔からずっと」であり、後者の代表が「風に吹かれて」と「フォーエバー・ヤング」だと思う。
そしてボブ・ディランの歌詞はめちゃくちゃ韻をふむ。
「フォーエバー・ヤング」もその例にもれない。
出だしはこれ。
May God bless and keep you always,
May your wishes all come true,
May you always do for others,
And let others do for you.
息子のために作った曲で、「別に作詞作曲をやろうと意気込んだわけではなくて、自然に浮かんできてそのままできあがった。なるべく感傷的にならないように、ちょっと努力しただけだ」と言っている。
訳してみると、
神様が君を祝福し、いつも見守ってくれますように。
君の願いがすべて叶いますように。
君がいつもみんなのために尽くし、
みんなが君の力になりますように。
という感じだろうか。絵本ではこの後、
約束を守って嘘を嫌いますように、
この広い世界が君の目に光りますように、
背をまっすぐに伸ばしていつでも勇気をもてますように…
と切々と息子への愛が歌われ、私も自分の息子を頭に浮かべて読んだりするから心に沁みる。
絵本にはライク・ア・ローリングストーンに出てくるシャム猫や、ディランのかつての恋人、ジョーン・バエズがこっそり出ていて、それらを探すのも楽しい。
カバーだが最後に動画を。
Forever Young Bob Dylan cover with Lyrics フォーエヴァーヤング