いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

再試合

2014年08月31日 | 

小川洋子さんの短編「再試合」を読んだ。

夏休み (角川文庫)
千野帽子 編
KADOKAWA/角川書店

レフトの「彼」を見るのが目的で「私」は甲子園に応援に来る。

勝ち進んで決勝戦。 両チームとも点を挙げられないまま、翌日再試合になる。

しかし点が入らず、次の日も再試合。そして次の日も。

観客は「両方優勝にしてしまえばいいじゃないか」とか「いっそのこと、くじ引きかじゃんけんにすればいいのよ」なんて無責任なことを言い始める。

何日再試合をしても決着はつかない。

そのうち町に飾られた横断幕、垂れ幕、のぼり旗の類は皆ぼろ切れになる。

それらの製造で繁栄した染物屋は倒産する。

祝電の山はゴミに出される。

ふと気づくと自分は年老いており、歯が1本しか残っていない。

 

不思議な時間の感覚であった。

 

今日行われた全国高校軟式野球選手権の準決勝は、延長50回を制して中京が崇徳を制した。

4日間、0が続いたのもすごいが、両チームの投手が一人で投げ抜いたのもすごい。

両チームの健闘を称えたい。

今日決着がつかなかったら、抽選で勝利チームを決めることになっていたらしい。

 

小説「再試合」の中に、「野球はアウトを取り続けなければいけない。時間で終わりを決めることは許されていない。野球は終わらない運命を背負ったスポーツなのだ。」とあった。

夏の終わり、「終わらない時間」を感じさせる、夢のような小説を読むとなんだか切ない。

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きゅうりは高級果物の味

2014年08月27日 | エッセイ

以前、Y女史から「きゅうりの味噌汁がおいしいですよ」と言われたので、その後ずっと、いずれは作ろう!と思っていたのであった。

しかし味噌汁を作るためのきゅうりには条件があって、その辺で売っている物では美味しくないらしい。

大きくなりすぎたもの、が味噌汁に適したきゅうりらしい。

きゅうりを作っている家に行って、「大きくなりすぎたきゅうりはないですか?」って聞いたことがあるが、残念ながら「無いなあ」という返事であった。

自分できゅうりを作れば済む話だが、適当な性格なので農作物を育てる自信は無い。

 

そんなこんなで、2年経った。

そしたら直売所で見つけた。

早速味噌汁を作って息子と二人で食べた(味噌汁は「飲んだ」と表現するべきか?)。

 

息子:「メロンの味がする。旨い」

俺:「ホントだ。メロンの味だ!」

 

嘘だと思ったらやってみたらいいですよ。

なかなかきゅうりが手に入りませんが。

これ、冷たくても旨いから夏にはいい。

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何やら怪しげなものが届いた

2014年08月20日 | エッセイ

「マネしておしゃべりすまいるくん」というらしい。

そういえば子供の頃、グリコのお菓子の懸賞品に「せっかちくん」と「オトボケくん」というのがあって、これは子供の憧れであった。

なかなか当てることができず、「せっかちくん」を持っている友達がすごく羨ましかった。

せっかちくん、声を吹き込むと早口で再生する。

 おとぼけくん、ゆっくりと再生する。

 

それから「おつかいブル公」。

当時珍しかったリモコンで動く。これを当てるために、どれだけお菓子を買ったことか。

グリコ おつかいブル公 CM 1966

小学1年生の頃だが、この頃からメタボが始まっていたかもしれない。

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夏は涼しく

2014年08月14日 | エッセイ

毎年8月14日は故郷の墓参りに行く。

ちょっと曇っているが、ここから見る磐梯山は勇壮だ。

上の写真は墓参りを済ませて、帰るときに車の中から撮ったもの。

 

帰り際に5人の人とすれ違いあいさつを交わした。

 

ん?写真を拡大してみると、5人のはずが7人写っている。

 

もっと拡大すると、

中央やや右寄りの、帽子をかぶった人がじっとこっちを見ている。

そして、

ピンクのシャツを着た人が宙に浮いて手招きしている。

この二人とはすれ違っていないぞ。

うわぁ!

 

 

 

 

実は釣りでしたぁ。って話をブログに書いたらどうかな?」って息子に話したら、

「お父さん、釣りなんて言葉をどこで覚えたの! 釣りはかっこ悪いからやめときな」と言われた。

「冗談だよ冗談。卑しくもサイバーボランティアであるこの俺が、釣りなんて書くわけないだろ」

 

しかし怪談話が人を涼しくするのは科学的にも証明されているようで、さっきもテレビでやっていたが、夏の暑さをのり切る人類の知恵である。

今年もこの方がいわきにやってくる。

当日券もあるようだし、行ってみるか。

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息子が夏休みで帰ってきた

2014年08月09日 | エッセイ

昨夜、夏休みになった息子を迎えに、一人で金沢に向かった。

雨の中、暗い高速道路を一人で運転した。

そして今朝早く金沢を出て、息子と二人でいわきの家に帰ってきた。

往復の走行距離は約1100キロ。

本州の長さが1300キロだから、24時間でそれに近い距離を運転したことになる。

長距離の運転手並みだな、たぶん。

 

サービスエリアでこんなものを買ってきた。

これからじっくりいただくか。

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