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いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

2016年07月18日 | エッセイ

夏は海!「海が好き」と言いたいところだが、実は泳げない。

だから海を見ているとちょっと怖い。

 

しかし、世界平和を守るため日夜活動している私としては、泳げないというのはまずい。人類の平安に関わるかもしれない。

そういうわけだから泳ぎの練習でもするか。

いわきの海は、消波ブロックと高い防波堤に囲まれてしまった所が多いが、四倉と勿来は今年も海開きしたようだし。

 

ついで:書はまだまだだな。

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朝に飲んではいけない薬は?

2016年07月11日 | エッセイ

あさだーめ。

浅田飴のコマーシャルに出ていたおやじは舌が長かったんだろうか、ダラーっとした喋り方で何を言っているんだかよくわからず、しかも雪の上に転がって興奮しながら喋っているもんだから、なおさら聞き取りにくい。

最後の「浅田飴!」というところだけはっきり聞き取れた。

美男でもないし、なんでこのおやじがコマーシャルに出ているのか不思議だったが、しばらく後でその方は永六輔という著名な方だとわかった。

 

 

永さんは夕日の絵葉書を集めるのが趣味で、「なぜ夕日の絵葉書なんですか?」と聞かれて、

「ある国の夕日は、別の国の朝日だから・・・あっはっはっは」みたいなことを話していた。

沈んでも別の場所でまた昇る。

死んでも宇宙の分子となって、また別の場所で生命の誕生に関わる。

永さんが夕日にそんな思いを馳せたかどうかはわからない。

「そんなこと考えてないよー」と天から声が聞こえてきそうだ。

ご冥福をお祈りいたします。

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「砂の女」を読んだ

2016年07月06日 | エッセイ

安部公房は好きな作家で、文庫になっているものは全て読んだ。代表作「砂の女」を読むのは3回目。

砂の女 (新潮文庫)
安部公房
新潮社

昆虫採集好きの教師が、砂の中に住むハンミョウを探しに、ある海辺の近くの砂丘に来る。

そこには奇妙ながあり、どの家も深い穴の中、砂に埋まった状態で建っている。

日が暮れて帰途につけなくなった教師は、そのに一晩お世話になろうとする。

の老人から案内されたのは、ある女性が一人で住む穴の底の一軒家。

縄ばしごを使って20mほど砂の壁に伝わって降り、家に入る。

砂が家の中に入り込んできて、食事も睡眠もままならない状態の中、翌朝を迎える。

すると、あったはずの縄ばしごが取り去られており、男はその場に取り残される。

の者たちによって、男は女と共に暮らし、家が砂で埋まらないように砂掻きをすることが期待されていたのだ。

女は砂を掻き出すのを日課として、文句も言わず働く。

男はあらゆる方法を使って逃げ出そうとするが、砂の壁を登るのは困難でなかなか逃げられない。

そして・・・・。

 

側から見れば理不尽で不自由な生活でも、その中に暮らすものはそれが普通になり、そんな生活の中から希望を見出そうとする。

何かを目的とした労働ではなく、労働そのものが目的であった女もやがて希望を見つけていく。

砂はどうにもならない無機的なもの、じっと止まっているわけではなく、流動しているものとして書かれているが、砂は実は時間なのかもしれない。

比喩や観念的な表現が多いが、物語の筋そのものは分かりやすい。

 

作家阿刀田高氏が「小説の一番の面白さは、謎が提示され、それが深まり、最終的にそれが解けてゆくことだが、この作品はその構造を持っている。砂がもう一つの主人公になっていて、砂は日ごとに変わり、独特の模様を描き、無機的である。生きているような様相を持っているし、何もないように見えながら、生命体を隠していたりして、非常に不思議な存在の砂に目をつけたいうところが、この小説の面白さじゃないかと思う。人間の自由とは何なのか? 自分たちが接している日常とは何なのか? と、根本から問いかけるような側面があって、男と女の根源にも問いかけるようなことも持っている。これだけ小説の望ましい姿が詰め込まれている作品は、なかなか見当たらない。このぐらいの小説を生涯に一つ書けたら、死んでもいいぐらいに惚れている」と評している。

20数カ国に訳された名作、夏の1冊にオススメです。


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欲望に取り憑かれたおやじ

2016年07月05日 | エッセイ

「限りないもの それは欲望ーー!」と歌ったのは井上陽水。

断絶

井上陽水

ユニバーサルJ

しかし、年とともにいろいろな欲望は少しずつ抜けていく。

最後に残る欲望は知識欲、って言ったのは誰だったか。

 

どうでもいいが、只今創作欲真っ盛りである。

陶芸、書道、絵画、俳句・・・そして今日はハンコを彫った。

篆刻というやつで、これを自分が書いた書に押す。

1時間ほどかけて作ったのがこれ。

押すとこうなる。

小学生が消しゴムやジャガイモで作るハンコの方が上手だと思う。ふっ。

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深夜に

2016年07月04日 | エッセイ

昨夜は酔って寝てしまったので気づかなかったが、深夜にそっと私の布団に入り込んできた方がいたようだ。

綺麗で印象的な目、つるつるとした肌、小さな鼻、厚すぎず薄すぎない唇、小さくてちょっと顎がとがった顔。

オードリー・ヘプバーンのように、美人の条件をすべて兼ね備えたそのお方。

朝起きてみたら、その方は哀れにも私に潰されてまさに虫の息であった。

「どっから入ってきたんだ!」と、思わず叫んでしまった。

ごめんなバッタ。

さすがにその様子の写真はありません。

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