手間とは仕事を仕上げるのに必要な労力や時間のことを言います。
また、手間賃の略でもあり手間賃は手間に対して支払われる賃金のことを云います。
以前はこの手間を「無料」「タダ」という位置づけがありました。
「私の手間だけだからタダで良いよ」
「安くできるのは私の手間だけだからねぇ~、タダみたいなもんよ」
なんて言い回しで使われてきました。
でも、そろそろこの「手間」に対して「有料なのだ」という感覚を持たなければならないようです。
海外旅行をしているYouTuberがスイスでラーメンを食べると1杯3,000円
マックで500円程のココアオレを注文するとミルク入りのカップにココアパウダーの袋を渡され「混ぜてさえくれないのか」と落胆している姿がありました。
世界一物価が高いと言われるスイスなので
もっともと言えばもっともなのですが
ここに「手間」に対するスイス人と私たち日本人の捉え方の違いがあるように感じます。
「手間」は「お金」なのだという意識こそが大切なのです。
そういえば最近「タムパ」なる概念が注目されています。
タムパ=タイムパフォーマンス
費用面から見た満足感コスパ=コストパフォーマンスに
時間の概念も取り込んだのがタムパです。
お客様から見たお店(の商品)
会社から見た従業員(の給料)
コスパだけでなくタムパの面もしっかり意識しないと
これからの時代を乗り切ることは難しい気がしています。